中韓混成の男性アイドルグループ・UNIQのリーダーを務めるジョウ・イーシュエン（周芸軒）が16日、中国のSNS・微博（ウェイボー）でグループの解散を思わせる投稿を行い、注目された。

中国人メンバー3人、韓国人メンバー2人の計5人で構成されたUNIQ は、2014年10月16日にデビュー。現在は俳優として目覚ましい活躍を見せるワン・イーボー（王一博）の所属グループとしても知られる。

リーダーのジョウ・イーシュエンが16日、ウェイボーに「集まる時もあれば別れる時もある、また会える時もある」と短文を投稿。この日はちょうどUNIQのデビュー10周年当日となるため、投稿は事実上の解散発表ではないかとみられ、トレンドランキングでトップに躍り出る注目の話題となった。

UNIQはデビュー後まもなく、韓国のエンタメやコンテンツを中国国内で制限する「限韓令」が発動されたことで、活動の場を失った不遇のグループとしても知られる。メンバーはそれぞれソロ活動に入り、ワン・イーボーは2019年の武侠ファンタジードラマ「陳情令」で大ブレークを果たした。

UNIQの所属事務所、楽華娯楽（YH Entertainment）はこのほど香港証券取引所に提出した目論見書の中で、UNIQについて2024年10月16日に契約満期を迎えると明記していた。

ジョウ・イーシュエンの投稿にウェイボーでは、「ほぼ解散状態だった」「すでに自然消滅していた」と解散の表明と受け止める声や、「いろいろあって大変だっただろう」「メンバーはそれぞれ確かな実力があった」「本来もっと評価されるべきグループだったので、今後も頑張ってほしい」と、UNIQの不遇を思いやるコメントなどが寄せられている。（Mathilda）