人民網日本語版 2024年10月17日(木) 13時30分
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中国の深宇宙探査計画が発表された。
中国国家航天局システムエンジニアリング司の楊小宇(ヤン・シャオユー)司長は15日に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で、「中国は将来の月探査において、月探査機の嫦娥7号と嫦娥8号を打ち上げる。嫦娥7号は月の南極の環境と資源を探査し、嫦娥8号は月資源の現地利用の技術検証を行う」と説明した。
楊氏は、「嫦娥7号と嫦娥8号は検証中の月科学研究ステーションの基本形を構成する。両者はさらに共同で、月内部構造のマルチフィジックスの総合探査を行う。検証中の国際月科学研究ステーションは先端技術検証を含む科学探査・研究や資源の開発・利用を持続的に実施し、多学科、多目標、大規模の科学技術活動となる」と述べた。
楊氏はさらに、「惑星探査の面では天問2号、天問3号、天問4号を打ち上げる。天問2号は小惑星のサンプルリターンを行う。まず小惑星を周回し総合探査を行ってからサンプルリターンを実施し、小惑星の進化と太陽系早期の歴史を研究する。天問3号は火星のサンプルリターンを行い、火星環境を探査する。天問4号は木星と木星の衛星を研究し、木星の空間と内部構造を探査する」と述べた。
中国はまた、有人月探査プロジェクトを実施する。中国有人宇宙事業弁公室報道官で同弁公室副主任の林西強(リン・シーチアン)氏は、「宇宙飛行士の月面探査活動の独特の強みを発揮し、中国の地球外天体探査により大きな歴史的機会をもたらす」と説明した。
林氏は「初の有人月面着陸前の飛行試験と有人月面着陸の機会を統合的に利用し、大規模な宇宙科学実験を行う。現在は初期的に月科学、月面科学、資源探査・利用の3分野における科学目標の9つの主要な方向性を初期的に計画している」と述べた。
月探査機の嫦娥6号が持ち帰った月の裏側のサンプルに関する研究はどれほど進んでいるのだろうか。楊氏は、「科学者は現在、サンプルの整理を行っている。初期的な物理、化学成分、構造の探査が完了し、大量の情報が得られた。例えば早期の月の進化や月の裏側の火山活動の情報で、これにはサンプル採取エリアの火山活動の歴史を記録した玄武岩、そしてその他のエリアの一部の非玄武岩物質が含まれる。これからは月サンプル分配の関連政策に基づき、今後の研究活動を行う」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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2024/10/16
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