2024年10月6日、香港メディアの香港01は、今年10月のお薦め新作アニメを紹介する記事を掲載した。

記事は1作品目に、今月3日に放送開始の「ダンダダン」を挙げ、「高校生の綾瀬桃（あやせもも）と高倉健（たかくらけん）が、宇宙人や幽霊の存在に対する意見の違いから知り合い、宇宙人と幽霊を巻き込んだ怪奇現象に遭遇する物語。霊媒師の家系に生まれた綾瀬は超能力を持つ一方、高倉はオカルトに熱中するオタクだが、幽霊との遭遇を経て日本の都市伝説である『ターボババア』に取り憑かれ、強大な力を手に入れる。2人は数々の危機を乗り越え、次第に強い絆を築いていく」と説明した。

2作品目は、今月10日に放送開始の「殿と犬」だとし、「戦国時代に活躍した殿と彼が偶然拾ったコーギー犬との日常を描いた物語。かつて戦場で勇猛を誇った殿だったが、今は引退して日々の暮らしもままならない生活を送っていた。そんな中、胴長短足のコーギー犬と出会い、犬を家臣にしようとするが、そのやんちゃな行動に振り回されることになる」と紹介した。

3作品目は、今月5日に放送開始の「ブルーロック VS．U－20 JAPAN」とし、「第2期では、世界一のストライカーを育成する『青い監獄（ブルーロック）プロジェクト』の存続を賭け、強化指定選手たちがU－20日本代表との試合を控える。総合評価TOP6の選手以外は適性試験（トライアウト）に挑み、勝者がレギュラーの座を得られるとされ、これにより試合の緊張感が一層高まり、競争が激化する。主要キャラクターには潔世一（いさぎよいち）、蜂楽廻（ばちらめぐる）、千切豹馬（ちぎりひょうま）、凪誠士郎（なぎせいしろう）、御影玲王（みかげれお）などおなじみの顔ぶれに加え、乙夜影汰（おとやえいた）や七星虹郎（ななせにじろう）など新しいキャラクターが登場し、物語に新たな活力と衝突をもたらす」と言及した。

4作品目に、今月4日に放送開始の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（5期）」を挙げ、「大森藤野氏の同名ライトノベルを原作としたアニメ。今シーズンも主人公のベル・クラネルの冒険が続く。物語は壮大な地下迷宮都市・オラリオを舞台に展開され、『女神祭』の祝祭に焦点が当てられる。ベルは本来、この祭りを楽しむはずだったが、酒場の少女・シルからのデートの誘いを受け、一連の冒険と事件に巻き込まれていく」と述べた。

5作品目に、今月2日に放送開始の「Re：ゼロから始める異世界生活 3rd season」を挙げ、「今シーズンもナツキとエミリアの冒険が続く。『襲撃編』と『反撃編』の二つの章に分かれており、全16話の放送が予定されている。また、物語の主要な敵役として多兎（大兎）が登場し、彼の存在が主人公たちの成長と物語を展開させていく。物語が進むにつれ、多兎の背景や彼が物語に及ぼす影響について、より深く知ることができるだろう」とした。

6作品目は、今月6日に放送開始の「ラブライブ！スーパースター！！（3期）」だとし、「人気の学園アイドルシリーズの最新作。今シーズンもアイドルグループ『Liella（リエラ）！』を中心に、彼女たちが学園アイドルとしての夢を追いかける過程での挑戦と成長が描かれる」とつづった。

7作品目は、今月7日に放送開始の「夏目友人帳 漆」で、「日本の漫画家・緑川ゆき氏が描いた『夏目友人帳』の第7期。08年にアニメ化されて以来、第6期まで制作されており、視聴者に癒しを提供するアニメの代表作となっている。主人公・夏目貴志（なつめたかし）は、妖怪を見ることができる霊感体質を持つ少年で、祖母・レイコから受け継いだ『友人帳』を使って、妖怪たちに彼らの名前を返していくという物語。妖怪であるニャンコ先生は、彼と共に旅をする夏目の用心棒。2人の絆が物語の核心となっている」と紹介した。

8作品目に、今月5日に放送開始の「BLEACH 千年血戦篇―相剋譚―」を挙げ、「『BLEACH』の最新シーズンで、千年血戦篇の第3クール。前シーズンの物語を引き継ぎ、主人公・黒崎一護（くろさきいちご）が死神の力を取り戻し、千年の眠りから復活した滅却師の始祖・ユーハバッハと新勢力『見えざる帝国（ヴァンテンライヒ）』との激しい対決が描かれる。この新勢力は滅却師たちで構成されており、尸魂界（ソウル・ソサエティ）を征服しようと治安機関・護廷十三隊に挑戦を仕掛ける。黒崎だけでなく、他の護廷十三隊のメンバーも登場し、それぞれの成長と変化が見どころとなる」と説明した。

9作品目は、今月5日に放送開始の「らんま1/2（リメイク版）」だとし、「著名な漫画家・高橋留美子氏によるラブコメディ漫画で、87年から連載が開始され、日本のアニメ界の名作となった。物語は、武道家の少年・早乙女乱馬（さおとめらんま）が、不注意で中国にある呪泉郷の『娘溺泉（ニャンニーチュアン）』に落ちてしまい、冷水を浴びると女の子に、熱湯を浴びると元の男の子に戻る体質になってしまうところから始まる。乱馬の父や友人たちも異なる泉に落ち、それぞれが身につけた変身能力が笑いと感動を引き起こす」と言及した。

10作品目は、今月11日に放送開始の「ドラゴンボールDAIMA」で、「著名な漫画家・鳥山明氏による『ドラゴンボール』シリーズの新作テレビアニメ。鳥山氏が監修に参加し、『ドラゴンボール』の漫画40周年を記念して制作された。物語は、何らかの力によって地球上の人々が小さくなってしまう事件が発生し、孫悟空（そんごくう）は仲間たちと共に、この謎を解明するため未知の世界へ冒険に出かける。体が小さくなってしまった悟空は懐かしの如意棒を使い、自分の小さな体を補いながら冒険する」と述べた。

11作品目に、今月4日に放送開始の「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII」を挙げ、「人気ライトノベル『ソードアート・オンライン』に登場するオンラインゲーム『ガンゲイル・オンライン』を題材にしたアニメ。今シーズンは、主人公・小比類巻香蓮（こひるいまきかれん）の冒険を描き、彼女がオンラインの世界での成長と挑戦に取り組む姿が描かれる。香蓮は身長183センチの女子大学生で、その高身長がコンプレックスとなり、現実の世界では人付き合いが苦手。しかし『ガンゲイル・オンライン』では、身長150センチに満たないかわいいキャラクター・レンとして、自分の理想の姿で冒険を繰り広げる」とした。（翻訳・編集/岩田）