中国の農村で高齢者の自殺増加、都市化で経済的に困窮=「子供に負担をかけたくない」―香港紙

Record China    2014年9月14日(日) 1時50分

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12日、中国では経済発展に伴う都市化の進展で、農村の高齢者の間で自殺が増えている。都市へ移住した子供から仕送りもなく、加齢で収入源も絶たれ、経済的困窮から死を選ぶ人が多いという。写真は中国農村部の高齢者。

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2014年9月12日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国では経済発展に伴う都市化の進展で、農村の高齢者の間で自殺が増えている。都市へ移住した子供から仕送りもなく、加齢で収入源も絶たれ、経済的困窮から死を選ぶ人が多いという。参考消息網が伝えた。

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香港大学の研究結果によると、02〜11年に中国の農村女性の自殺率は大幅に低下した。都市へ移住する女性が増えるにつれ、新しい職業に就いて新たな世界を切り開く人が増えたためという。しかし、農村から都市へ人々が移住するケースの多くは夫婦と子供だけ。親たちは農村に置いていかれることが多く、高齢者は孤独感を深めていく。

さらに、社会的な価値観が変わったため、家庭内の権力構造も変化。年配者が家庭を仕切っていた時代と異なり、親の面倒をみる子供も減り、高齢者が経済的に困窮する人が増えている。「子供に負担をかけたくない」思いから死を選ぶケースも増えているという。(翻訳・編集/AA)

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