2024年10月2日、韓国・ソウル新聞が「韓国人観光客も多く訪れる東京・渋谷駅周辺で1日から夜間の路上飲みが禁止された」と伝え、韓国のネット上で注目を集めている。

記事は「渋谷区では、6月に議会で可決された夜間の路上飲酒禁止についての条例が今月1日に施行された。この条例により渋谷駅周辺の路上や公園などでは、午後6時から翌朝5時まで年間を通じて飲酒が禁止される」と説明している。

渋谷区はこれまで、ハロウィーンなど期間限定で路上飲酒を禁止してきたが、路上飲酒をめぐる問題が常態化している現状を受け、禁止期間を通年に拡大した。日本の都市部で夜間の路上飲酒を年間を通じて禁止する条例が施行されるのは初めてのこと。

また記事によると、韓国では10月1日の「国軍の日」が臨時休日に指定されたことで、10月初旬の連休期間に日本を訪れる旅行客が大幅に増えた。旅行プラットフォーム「トリップドットコム」が韓国人旅行客の予約推移を分析した結果、10月1日から9日までの海外旅行予約率は前年同期比63％増加した。韓国人旅行客が最も多く予約した海外旅行地は大阪で、東京、福岡、タイ・バンコク、ベトナム・ニャチャン、台湾・台北、ベトナム・ホーチミンが後に続いたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「うらやましい」「韓国もまねしよう」「韓国は飲酒に寛大過ぎるよ」「韓国にも早急に導入すべき。特に梨泰院や江南駅での路上飲酒を禁止してほしい」「居酒屋で思う存分飲めばいい。路上で飲酒するのは本当にみっともない」「路上飲酒は他人を不快にさせるし、非衛生的だ」「路上での喫煙も禁止するべき」などの声が上がっている。

一方で「昼はいいの？。酒飲みは昼夜問わず飲むのに」「酒やたばこを嫌う人だけが暮らしやすい世界になっていく」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）