中国ドラマ界きってのヒットメーカーとして知られるプロデューサーで脚本家のユー・ジョン（于正）氏が、最新の四大女優の名前を挙げたことにネットユーザーも反応している。

「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」や、今年の人気作「墨雨雲間」など数々のヒット作を世に送り出しているユー・ジョン氏がこのほど、SNS上でフォロワーとのやり取りの中で語ったもの。現在のドラマ界においての「四大花旦」（四大女優）は、ヤン・ズー（楊紫）、チャオ・ルースー（趙露思）、ユー・シューシン（虞書欣）、バイ・ルー（白鹿）の4人。さらに「四小花旦」（四大若手女優）については、ジョウ・イエ（周也）、ティエン・シーウェイ（田曦薇）、チャン・ジンイー（張婧儀）、ワン・チューラン（王楚然）としている。

なお、「四大」の肩書を飛び越えてトップに君臨するのがディリラバ（迪麗熱巴）で、ヒット作や代表作の数、さらに芸歴で比べれば「ヤン・ズーのほうが上」というフォロワーの声に対し、「ディリラバはすでに神仙の域にいる」と反論。また、この人選があくまで現状のドラマ界を見た個人的な意見であることを強調している。

芸能界での「四大」の描写は、過去に京劇界で女形の「旦（タン）」を演じる役者の中から、当時の演芸専門誌が「四大名旦」として人気役者4人を選出したのがルーツとなっている。最もよく知られるのは、かつて不動の「四小花旦」とされたチャン・ツィイー（章子怡）、ヴィッキー・チャオ（趙薇）、ジョウ・シュン（周迅）、シュー・ジンレイ（徐静蕾）の4人。また近年ヤン・ミー（楊冪）、チャオ・リーイン（趙麗穎）、リウ・シーシー（劉詩詩）、ティファニー・タン（唐嫣）の4人が「85後四大花旦」として、1985年～89年に生まれた女優の中から選ばれている。(Mathilda)