ベルリンの慰安婦像に撤去命令へ、韓国系団体が移設に応じず=韓国ネット「韓国政府は何をしている」

Record Korea    2024年9月26日(木) 21時0分

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26日、韓国メディアによると、ベルリン市ミッテ区の公有地に設置された「平和の少女像」を巡り、ミッテ区が「私有地への移設という条件を受け入れなければ撤去を強行する」との立場を示した。写真は少女像。

2024年9月26日、韓国・ハンギョレ新聞によると、ドイツの首都ベルリン市ミッテ区の公有地に設置された元慰安婦を象徴する「平和の少女像」を巡り、ミッテ区が「私有地への移設という条件を受け入れなければ撤去を強行する」との立場を示した。

記事によると、レムリンガー区長は現地時間25日、「私的な芸術品または記念物としての平和の少女像は、公有地である現在の場所に設置できるのは臨時の場合のみで、半永久的に設置するための法的な方法は民間の敷地に移設させること」と主張した。

20年に欧州で初めて公有地に少女像を設置した韓国系市民団体「コリア協議会」とミッテ区民数千人は、現在の場所への少女像の永久存置を求めてきた。今月20日にはミッテ区議会も、少女像を撤去せず現在の場所に存置させるよう求める決議案を可決した。

コリア協議会はこの問題を巡り、24日にレムリンガー区長と話し合いを持ったが、現時点では「区長の提案を受け入れられない」との立場を示しており、「ミッテ区側からは移設の条件が提示されるだけで具体的な移設場所は公開されない上、今後の慰安婦問題教育活動にも支障をきたす可能性がある」と指摘した。コリア協議会は少女像の近くにオープンさせた旧日本軍慰安婦博物館で、地域社会や市民団体、学校と連携した多様な歴史教育プログラムを行っているという。

これに対し、レムリンガー区長は「コリア協議会が少しも妥協する意思を見せず遺憾だ」と述べ、「行政法に基づきコリア協議会に撤去命令を出さざるを得ない。撤去期限は4週間以内と決められている」と撤去を強行する考えを示した。ただ、4週の間も「代替場所を具体化するために(民間の敷地の)所有者との交渉は続ける」とし、「コリア協議会がこの提案を最終的には受け入れることを願っている」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「日本政府からの圧力で撤去危機に陥っているのに、韓国の親日政権は一体何をしているのか」「日本にまた国を侵略されている気分だ」「日本もドイツも似た者同士だね」「日本政府は外交で少女像を撤去させるのに、すでに設置されているものを守ることすらできない無能な韓国政府」など怒りの声が上がっている。

一方で「なぜ外国に少女像を設置するのか」「他国に迷惑をかけないで」「中身を知ると何の意味もない像。結局は少女像作者の金稼ぎの手段に過ぎない」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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