CRI online 2024年9月25日(水) 14時50分
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「Panda杯 全日本青年作文コンクール」の10周年記念イベントが23日、北京市内の中国外文局で開催されました。
「Panda杯 全日本青年作文コンクール」(以下「Panda杯」)の10周年記念イベントが23日、北京市内の中国外文局で開催されました。同イベントには、コロナウイルス感染症のために対面形式での授賞式と中国への訪問研修が実現しなかった2020年度と2021年度の受賞者や関係者の40人あまりが出席しました。
中国外文局の高岸明編集長は席上、これまでの10年間の作文例を振り返り、「生き生きとした内容により、日本の青年の中国を知りたいという真摯な願いと情熱が読み取れた」と述べ、より多くの若者が中日の友好事業に身を投じることに期待を寄せました。
今回の訪中団団長を務める日本科学協会の西原祥子評議員は、中日の青年交流における作文コンクールの役割を高く評価しました。西原氏は同協会が2008年から、中国全国の高校生や大学生、若手社会人を対象に、同じく中国外文局アジア太平洋広報センターとの共催により毎年開催している「笹川杯作文コンクール」にも言及し、これら二つの作文コンクールは「相まって、両国の関係を担う人材を育成できる」催しと評価しました。
中国外交部の張梅参事官は、午後には成都や蘇州に向かって出発する受賞者に対して、「中国の旅を通じて、より直観的かつ具体的に中国のことを知り、中国への理解を深め、中国の仲間と交流し、友情を築くことを願う」と、激励の言葉をかけました。
記念イベントでは、Panda杯10周年記念文集『わたしと中国』をめぐり、主催者と受賞者代表が参加する読書感想会も開かれました。
同文集を出版した中国外文出版社の賈秋雅副社長は、「作文の内容はそれぞれだが、応募者が善意ある目で中国を観察し、真心をもって交流に参加した点は共通している」と指摘し、「そういった面がまさに、私がPanda杯から受けた感動だった」と振り返りました。
1回目の開催からコンクールにかかわってきた同センター元編集長の王衆一さんは交流会で、日本の若者とコンクールを通じて結んだ絆を振り返り、応募者には今後も中日の民間交流と若者の交流に積極的に貢献してほしいと期待を寄せました。
5年連続で団体賞を受賞した沖縄県立八重山商工高等学校の仲山久美子校長は、作文コンクールの参加と受賞の「生徒への影響は大きい」と評して、多くの生徒の「中国理解への意欲」「中国語学習の意欲」「中国留学」につながっていると紹介しました。
2020 年に受賞した築切佑果さんは、「両国の相互理解を深めるためには、やはり人的交流が大切だ」と話し、「今後も日中友好の重要な担い手である若者を中心に民間レベルでの交流が積極的に行われることを願う」といった思いを明らかにしました。
2021年に優秀賞を受賞した森楽歩さんは、「研修を通してできたつながりを大事にしていきたい」と述べて、「今後も両国の青年交流に貢献し、日中の懸け橋になれるよう努めていきたい」と意気込みを語りました
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「Panda杯」は旧人民中国雑誌社や中国報道雑誌社が母体になった中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館、公益財団法人日本科学協会の共催によって2014年に始まり、16歳から35歳の日本人の若者を対象に、「私と中国」というテーマで作文を公募しています。これまでの11回の開催により、応募作品は累計6000点を超え、中でも現在審査中の2024年の応募数は、過去最多の1014点に上り、受賞して中国に招待された日本の若者は約120人に達しました。また、応募者を対象にした「青年交流アンケート」も2020年から実施されるようになり、今年のアンケートも過去最高の465部の有効回答を回収できたということです。(提供/CRI)
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