中学校のグラウンドで女子生徒が倒れるも全員無視? 中国ネット「冷たすぎる」

Record China    2024年9月4日(水) 18時0分

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3日、縦覧新聞は、河南省新郷市にある中学校で軍事訓練を実施中、グラウンドに倒れている生徒を誰も救助しなかったとして物議を醸したと報じた。

2024年9月3日、中国メディアの縦覧新聞は、河南省新郷市にある中学校で軍事訓練を実施中、グラウンドに倒れている生徒を誰も救助しなかったとして物議を醸したと報じた。

記事は、あるネットユーザーがネット上に公開した6秒のショート動画の内容として、夜間のグラウンドに多くの生徒が整列し、教官のような男性が指揮を取っており、軍事訓練を行っている様子だったと紹介。そして、隊列の近くで生徒と見られる1人が地面に仰向けに倒れている様子が見られ、動画の音声からは横たわっているのが女子生徒であることが推測できると伝えた。

また、動画を公開したネットユーザーが撮影場所について、同市管轄の県級市・長垣市にある中学校であると説明しているとし、3日にこの中学校に電話で問い合わせたものの誰も応答しなかったと紹介。同市教育体育局に問い合わせたところ、「大まかには把握している。学校はすでに適切な処理をしたとのことだが、具体的な状況は分からない」とのコメントがあったとする一方、同局武装部や同市党委員会宣伝部に問い合わせたもののたらい回しにされるか、誰も応答しないかでそれ以上の情報やコメントは得られなかったことを伝えている。

中国では8月の終わりに新しい学年が始まり、中学(高校を含む)や大学ではこの時期に一定期間の軍事訓練が行われ、隊列を組んでの行進や体力づくりなどに取り組むことになっている。

動画や当局の対応について中国のネットユーザーは「人が倒れているのに誰も気にかけず、近くの生徒も見ているだけで、教師に至っては見て見ぬふり。冷たすぎる」「今の学校はどうなっているのか。生徒が倒れたのに何もしないなんて。何かあってからでは遅いんだぞ!」「問題が起きると互いに責任をなすりつけ合う」「軍事訓練では毎年こんな光景が繰り広げられる。訓練は志願制にすべき。強制を続けるなら、問題発生時の責任をしっかり取るべき」といったコメントを残している。

また「ここ数年の素養教育を振り返るに、身体の素養を高めることがさらに必要だと思う。少年が強くあってこそ国強し、というのは永遠の真理だ」など、子どもたちの体力低下を指摘する声も見られた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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