Record China 2006年12月28日(木) 14時39分
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同デパートでは2006年のお正月後からこの制度を導入し全従業員約500名が取り組んでいる
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「中国はサービスが悪い」という評判を払拭するため中国でサービス業に従事する多くの経営者たちは、日々、頭を悩ませている。2006年6月6日、重慶市蓄奇門西部のとある医薬専門デパートでは、サービス向上のため社内に一風変わった方針を打ち出した。
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店頭で接客する店員達は全員ネームプレートを着用しているが、奇妙なことに1元(約15円)紙幣を1枚挟んである。一体何の意味があるのか?店員に近づきネームプレートを良く見ると1枚のカードが貼ってある。そこにはこう書かれている「もし私のサービスにご満足頂けなかった場合は遠慮なく1元をお持ち下さい。」と。つまり、サービスが悪ければお客に1元キャッシュバックするという制度なのだ。しかもこの1元は従業員自身のポケットマネー。お客に1元取られると自分で補充しなくてはならない、罰金制度なのだ。
「以前より格段、サービスがよくなった」と来店したお客の反応は上々だが、従業員たちからこんな声も「たまに新聞を買うお金ほしさに来店し、わざと文句を言って1元を持っていく人がいる。ひどいときは1日に5回とられた」といたずら半分のお客もいるようだ。
<2006年も残りあとわずか。レコードチャイナでは、政治や経済、事件など、中国で話題となったニュースを通じて、中国の「今」をありのままに伝えてきた。2006年を総括する特集として、ニュースの中から垣間見えた、笑いあり、涙ありの出来事をシリーズでご紹介。2006年を代表する「喜怒哀楽」を、さまざまな登場人物とともにお楽しみ下さい。>
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