【CRI時評】若者はなぜ、チベットで起業するのか

CRI online    2024年7月30日(火) 14時50分

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中国の若者はなぜチベットで起業するのだろうか。

「私たちの農場では知識のある大卒者が必要だったので、ナン県の電力会社を辞めて戻ってきました。」――。大卒の学歴を持つチベット族の若い女性のツォムさんは、こう話してくれた。

ツォムさんの父親は数年前に、チベット自治区ニンティ市のシェカ村に、霊芝の栽培などを行う科学技術模範農場を開設した。ツォムさんは2018年に北京の名門大学を卒業したが、地元の県中心部での待遇が良い仕事を捨てて、父親の農場起業の仕事に加わった。彼女は大学で学んだことを生かして白肉霊芝の高度加工に取り組み、現在では農場の管理とネット通販を担当している。ツォムさんの合流は農場に新たな活力をもたらし、ツォムさんは父親と共に、地域の人々が貧困から脱却して裕福になることに貢献している。

ツォムさんの経験は、近年のチベットの若者の生活の変化を象徴するものだ。ツォムさんのような多くの若者が、チベット高原で活躍する起業家を代表する存在になっている。

何が彼らをチベットでの起業に駆り立てるのか。まず、現地の経済が目覚ましく発展していることがある。チベットの急成長が、ますます多くの若者たちを引き寄せる主たる原動力になっている。

また、チベット自治区政府の政策支援も非常に効果的であり、チベットの若者に起業する自信と基盤を与えている。

さらに、チベットの文化保護も、多くの起業家にとって心の拠り所だ。チベット族の青年であるヨンタンさんは甘粛省甘南チベット自治区の出身で、SNSで46万人のフォロワーを持つ。ヨンタンさんがラサでの13年間の暮らしを通じて紹介してきたチベットの美しい景色や人と文化、音楽の短編動画は、ネットユーザーに熱烈に歓迎されている。外国人フォロワーも多い。ヨンタンさんはこのようにしてチベット紹介の「インフルエンサー」になり、自らの夢を実現すると共に、世界にチベットの真の姿を紹介するようになった。

チベットの若者らの物語は、人々の幸福こそが最大の人権であることを示している。チベットは革新と起業の肥沃な大地だ。中国が改革をさらに進めるに伴って、新たな質の生産力が澎湃たるエネルギーをさらに引き出し、チベットの質の高い発展に新たな活力を注いでいくだろう。(提供/CRI

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