中国・広東省恵州市の五つ星ホテルの浴室のガラス戸が粉々に割れ、男児2人が負傷する事故があった。中国メディアの紅星新聞が29日付で伝えた。

報道によると、今月25日、 恵州康帝国際ホテルに宿泊した2組の家族のうち、いとこ同士の共に7歳の男児が一緒に浴室内に入った。1人は入浴（シャワー）をし、もう1人はガラス戸の外で待っていたが、入浴を終えた男児が出ようとして戸を押したところガラスが突然、粉々に砕け、その破片などで男児2人が負傷。うち1人は腱（けん）を断裂し、病院で手術を受けたものの医師から後遺症が残る可能性があると伝えられているという。

ホテル側は男児2人の治療費を負担しており、事故について地元政府当局に報告した上で、ガラスが割れた原因を調査している。ホテルの担当者は、割れたのは強化ガラスで防護フィルムは貼られていなかったが、開業から20年近いがこのような事故は初めてだとし、専門業者に割れた原因などを確認しているという。

中国のネットユーザーからは「おから工事」「ラミネートガラスなら外れるだけで、割れて飛び散ることはなかったのにね」「ガラス戸について国の基準はないのか？」といった声が上がる一方、「突然割れたというが、確かにずいぶんと“突然”だよな」「一般的に保護者は自分にとって不利なことは黙っているものだ」「推測だが、子どもが暴れて割った“自爆”ではないのか？」との声も少なくなかった。（翻訳・編集/北田）