日本は18歳で成人なのに20歳まで喫煙、飲酒が禁止とはどういうことなのか―中国メディア

Record China    2024年7月26日(金) 22時0分

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25日、観察者網は、日本の19歳女子体操選手が喫煙、飲酒で処罰を受けたことについて「なぜ18歳で成人なのに、酒とタバコは20歳までダメなのか」と題した記事を掲載した。

2024年7月25日、中国メディアの観察者網は、日本の19歳女子体操選手が喫煙、飲酒で処罰を受けたことについて「なぜ18歳で成人なのに、酒とタバコは20歳までダメなのか」と題した記事を掲載した。

パリ五輪体操女子日本代表の宮田笙子が19歳で喫煙と飲酒をしていたため、代表チームから外されて練習先のモナコから日本に送還されたと紹介。日本の法律では20歳未満の喫煙と飲酒が禁止されており、日本のナショナルチームも2016年以降に練習中や主要大会参加中の喫煙と飲酒を全面的に禁止していることから、制度面から言えば宮田に対する処罰は妥当なものといえることを伝えた。

一方で、世論には処分に対して懐疑的な意見が多く、低迷が続いている日本の女子体操界において宮田が最もメダル獲得の期待ができる第一人者であること、体操選手にとって19歳は決して若い年齢でないことがその背景にあると指摘。さらに、宮田が正直に喫煙と飲酒を認めた上、パーティーに参加してではなく自分の部屋で一人で喫煙、飲酒を行っていたという情報が出ていることも宮田に対する同情の声が出る要因になっているとした。

また、ネット上では「成人」は18歳からなのに喫煙と飲酒は20歳からという現行の制度に対する苦言も多くみられると紹介。以前は成人年齢も20歳だったが、 数年前に安倍晋三首相在任時、法改正で成人年齢が18歳に引き下げられる一方で、喫煙と飲酒については変更しなかったためズレが生じたと指摘するとともに、「実際、日本社会の普通の人たちは20歳未満の飲酒を重大な法律違反とは認識していない。しかし、それが公人となると厳しい処罰を受けることになるのだ」と伝えた。

その上で、宮田が代表から外された後で日本体操協会が記者会見を開き、監督が「社会に迷惑をかけた」などと深い謝罪を行ったほか、国内メディアは宮田の通う大学の幹部や高校時代のコーチにまで責任を問うような取材を行い、高校のコーチに至っては「私も社会的な処分を長く受けなければならない。今回のことは、宮田の責任だけでなく、私の指導上の責任もある。今後、彼女を支え、一緒に社会の非難を背負っていく」などと謝罪の弁を口にしていると紹介。「このような反応を見ると、大げさではないかと言いたくなる。社会の安全を脅かすような大それたことをしたわけでもあるまいし、それよりも20歳の飲酒制限引き下げについて再度考えてみるべきではないのか」と疑問を提起した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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