人民網日本語版 2024年7月26日(金) 17時30分
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1087日間で1万3023キロを走った四川省成都市の男性がパリ五輪で開催されるマラソンレース「Marathon pour Tous」の出場権を獲得した。
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1087日間で1万3023キロを走った四川省成都市の男性・陳志剛(チェン・ジーガン)さん(37)は、パリ五輪で開催されるマラソンレース「Marathon pour Tous」の出場権を獲得した。
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一般市民もパリ五輪に参加できるのかと不思議に思う人も多いかもしれない。実は、パリ五輪では史上初めて一般参加が可能な「Marathon pour Tous」が設けられ、市民ランナーがオリンピックマラソンと同じコースを走ることができる。
「Marathon pour Tous」の参加ランナー募集が始まると、世界の80万人以上がエントリー。最終的にその中から約4万人が参加資格を獲得した。陳さんもそのうちの1人というわけだ。
四川省徳陽市で1987年に生まれ、今はある企業でインストラクターを務めている陳さんは、「マラソンが好きになったのは、走り終わるとスカッとした爽快感が味わえるから」と話し、ハードな仕事を終えた後に走ることが多く、それが仕事によるストレスを緩和するための「良薬」になっているのだという。
パリ五輪組織委員会が2020年に「Marathon pour Tous」を設けるというニュースを知った陳さんは、「オリンピックで走る」ことを心に決めたのだという。
参加希望者はウェブサイトまたは大会専用のアプリに登録し、ジョギングやサイクリング、水泳などをして、10万ポイントを貯めると、マラソンへの出場を懸けた抽選に参加することができる。例えば、1キロ走ると、10ポイント加算されるという具合だ。
目標を達成するため、陳さんは成都市内を移動する際、20キロ以内の範囲内ならどこにでも走っていくという、他の人から見ると「ストイックすぎる」ライフスタイルを送り始めた。そして、2020年9月1日から1087日間、毎日少なくとも10キロは走るという日々を送った。大みそかや新年も休むことなく走ったといい、最終的に陳さんの走行距離は合計で13023.3キロという驚く数字となった。そんな陳さんの努力が報われ、2023年8月23日に抽選に見事当選した。
「オリンピック出場」が決まるまでの過程について、陳さんは「このイベントでは、ポイントを貯める方法はたくさんあるため、速く走る必要はなく、ものすごく長い距離を走らないといけないわけでもない。僕たちのような一般人が運動を継続し、それが好きになるように、『ポイント』が肩を押してくれるシステムにしてくれているのだと思う」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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