重慶市で発見の1億6600万年前の恐龍化石、新種と確認―中国

CRI online    2024年7月24日(水) 11時20分

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重慶市では再び、今から1億6600万年前の恐龍化石の新しい種類が確認されました。写真は朐忍渝州龍の復元図。

中国南西部の重慶市では再び、今から1億6600万年前の恐龍化石の新しい種類が確認されました。古生物学の専門家は重慶市雲陽県普安郷の恐龍化石群から新種の恐龍化石を発見し、「朐忍渝州龍(ユージョンロン・クーレンエンシス)」と命名しました。これは重慶で発見された中で最も古い龍脚類の恐龍です。これまでに雲陽県で発見され命名された新種の恐龍は5種に達しました。

専門家によれば、今回確認された朐忍渝州龍の化石は雲陽県普安郷にある恐龍の化石が集中する地層壁面中部のジュラ紀の地層にありました。また、頭骨、脊椎骨、肩、腰、上肢骨、下肢骨の化石を細かく鑑定した結果、朐忍渝州龍には明かに差別化された特徴があることが分かりました。朐忍渝州龍は龍脚類恐龍の新種で、今から1億6600万年前の中期ジュラ紀に生息していました。

重慶市208地質隊の専門家はこの朐忍渝州龍の化石について、「4足歩行の草食恐龍で、背中の高さは5メートル、体長は11メートル、(完全には成熟していない)亜成体の個体だ。かつて同県で発見された龍脚類恐龍の普賢峨眉龍と比べれば骨格はやや頑丈で、他の龍脚類恐龍の体が大きな「親族」と比べれば、体が小さくずんぐりしている」と紹介しました。

また、専門家は、「これまで(龍脚類恐龍の下位分類である)マクロナリアが重慶市や四川盆地で発見されることは少なかった。朐忍渝州龍の発見によりマクロナリアの分布範囲が広くなった。この種が中期ジュラ紀にはすでに出現していたことが証明され、蜥脚類恐龍の起源や変遷、分布の問題を研究する上での根拠がもたらされた」と説明しました。(提供/CRI

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