誕生50年のハローキティ、「本当は猫ではなかった」―台湾メディア

Record China    2024年7月24日(水) 23時0分

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人気のキャラクターのハローキティを「子猫ちゃん」と思っている人が多いのではないだろうか。台湾メディアのEttodayは「50年も誤解されていた」として「ハローキティの真実」を紹介する記事を発表した。

ハローキティと言えば世界で愛され続けている日本で生み出されたキャラクターだ。登場したのは1974年で、11月1日が誕生日ということになっている。最初の商品は1975年に発売された子供用のプチパース(小型小銭入れ)だった。ハローキティは「子猫ちゃん」と思っている人が多いのではないだろうか。台湾メディアのETtodayは、「50年も誤解されていた」として「ハローキティの真実」を紹介する記事を発表した。

中国大陸部や台湾、香港などの中華圏でもハローキティは人気のキャラクターだ。中国大陸部や台湾では、ハローキティが凱蒂猫(カイディーマオ)と呼ばれている。「凱蒂」の部分は「キティ」であり、さらに「猫」が加えられていることから、猫のキャラクターと認識されていることが分かる。ただし、ハローキティの事業を運営するサンリオは中国語圏における名称として「Hello Kitty」の英語名を使っている。「凱蒂猫」はあくまでも通称だ。なお、ハローキティの香港での通称は「吉蒂猫(ガッダイマウ)」だ。

ETtodayは米テレビ局のNBCの番組に出演したサンリオでブランド管理などを担当するジル・コッホ氏の発言に注目した。コッホ氏はハローキティについて「実は小さな女の子で、ロンドン郊外で生まれ育ちました」などと説明したという。

ETtodayが改めてサンリオの公式サイトを確認したところ、たしかにコッホ氏の説明通りだったという。サンリオの公式サイトのハローキティのキャラクター紹介には、「本名はキティ・ホワイト。生まれた場所はイギリス ロンドンの郊外」、「身長はリンゴ5個分。体重はリンゴ3個分」、「明るくてやさしい女のコ。クッキーを作ったりピアノを弾くのが大好きで、夢はピアニストか詩人になること。音楽と英語が得意」「好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ」、「双子の妹、ミミィとは大の仲良し」と書かれていて、「猫」との説明は一切なく「女のコ」とされている。

ETtodayはさららに、ハローキティに込められたメッセージは友情、やさしさ、包容性であり、だからこそ国や言語、文化の違いを越えて、誰もが理解できるキャラクターになったと評した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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