中国の731部隊跡で日の丸のような図柄のTシャツを着た男性が目撃され、物議を醸している。中国メディアの鳳凰網などが17日付で報じた。

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報道によると、目撃されたのは14日で、現場は黒龍江省ハルビン市の「侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館」のロビー。撮影された動画には、男性が着ている黒いTシャツの胸部分に白地に赤い丸のデザインが施されている様子が写っていた。

同館の担当者は「われわれはすでに関連の報告を受けており、現在この問題に対応中」としている。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では17日午後、「男性が731部隊罪証陳列館で太陽旗（日本国旗）のTシャツを着る」がトレンド入りした。

ネットユーザーからは「これは明らかな挑発」「そんな格好でよく中に入れたな」「わざとだ。堂々と中央に立っている」「なぜ周囲の人は誰もやつをとっちめないんだ？」との声や、「インフルエンサーの（注目を浴びるための）ヤラセ写真はますます最低限のモラルもなくなり、誰も管理しなくなっている」「有名になるためなら何でもするんだな」「適切に処分してほしい」「15日の行政拘留処分だ」との声が上がった。

一方で、「図柄であって太陽旗とは限らない」「旭日旗でなくてよかったな。これはせいぜい日本国旗に見えるという程度」とのコメントや、「これを取り締まる法的根拠はあるのだろうか？」と疑問を投げ掛けるコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）