2024年7月6日、中国のポータルサイト・捜狐に「呪術廻戦」最新CMの実写版キャストの再現度が高いと紹介した記事が掲載された。写真は呪術廻戦。

週刊少年ジャンプのYouTube公式チャンネルが今月4日、「呪術廻戦」のコミックス最新27巻の発売に伴い、往年のCM「ファンタ学園」のパロディームービーを公開。CM内では、同作品のキャラクターである羂索（けんじゃく）と高羽史彦（たかばふみひこ）が実写版で登場している。

記事は、「人気が高いキャラクターである五条悟（ごじょうさとる）や虎杖悠仁（いたどりゆうじ）ではなく、羂索と高羽が登場しているのは、彼らの戦いがコミックス27巻の重要な見どころとなるからである。特に、高羽の『超人（コメディアン）』術式は想像を実現する能力であり、彼と羂索の戦いは非常に面白く、時には突拍子もない展開を見せる。まだ読んでいない人はぜひチェックしてみてほしい」と勧めた。

続けて、「実写版の羂索と高羽はかなり再現度が高い。羂索は夏油傑（げとうすぐる）の肉体を乗っ取った呪霊だが、実写版キャストのビジュアルも非常によく似ている。特にあの細い目は、まさに夏油そのものだ。そして実写版の高羽も、一目見てコメディアンの素質があると感じさせるビジュアルで、作中のキャラ設定にぴったりだ」と評した。

また、「興味深いことに、このCMでは公式がちょっとしたファンサービスも行っており、高羽が『私の彼氏がもしかして呪術師？。どんな彼氏？』と問いかけたところで、羂索が登場する。公式はファンのカップリングに対する理解もあるようだ。羂索と高羽のカップリングを楽しんでいるファンもいるのではないだろうか」と述べた。

さらに、「多くの人がこのCMを見て、高羽の服装が奇抜な上に半裸だったことに気が付いた。漫画は白黒のため、高羽の服装は白黒のツートンカラーだと思っていたが、実際は半裸だったのだ」と言及した。

その上で、「『呪術廻戦』の人気を考えると、将来的に実写化される可能性もあり得る。近年、アニメの実写化は一種の流行となっており、特に人気のあるアニメはほとんどが実写化されている。ただし、アニメの実写化は難易度が高く、多くの実写作品が失敗に終わっている。成功する実写作品はほんの一部だけだ。もし『呪術廻戦』が実写ドラマや映画になるのなら、公式には慎重に制作してもらいたい。特に五条悟のような重要なキャラクターは、キャスティングに失敗すれば批判されることは必至だろう」とした。

なお、このCMは中国のSNS・微博（ウェイボー）でも複数のブロガーに紹介されており、「結構よくできている」「素晴らしい宣伝方法だね」「実際のところ、割と忠実に再現されている」「うわ…元ネタのファンタのCMは、2000年代に中学校に通っていた時に土豆網（中国の動画共有サービス）で見たことがある。忘れていた記憶が蘇ってきた」などとのコメントが寄せられた。（翻訳・編集/岩田）