最速30秒で1台の新エネルギー自動車がラインオフする。このような速度を見たことがあるだろうか。重慶市の賽力斯スーパー工場を訪れ、「中国のスピード」とは何かを見てみよう。新華社が伝えた。

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自動化ロボットアームが滑らかに動き、ゲートから自動車が1台ずつ順番に出てくる。最速30秒で1台がラインオフし、スピードで世界をリード。このようなスピードはどのようにして成し遂げられるのか。高度に自動化・スマート化されたプロセスシステムにより、スーパー工場では1000台以上のスマート化設備と3000台以上のロボットがスマートに連携し、溶接作業場は100％の自動化が実現しており、人が最も多い組立作業場でも自動化率は50％に達する。

自動化生産の効率と品質の制御をいかに保証するのだろうか。スーパー工場には妙案がある。国産AI（人工知能）スマート視覚検査設備を搭載し、自動車製造の各重要工程をリアルタイムでモニタリングする。問題が発生すればいつでも報告する。

スーパー工場内を歩くと、安全担当者が常にチェックし、すべてのプロセスが整然としている。自動運転完全電動大型トラックが敷地内を行き来していた。スマート、厳格、安全、グリーンはスーパー工場の基調だ。

賽力斯スーパー工場は重慶が新たな質の生産力の発展を加速させる縮図でもある。中国の重要な自動車生産拠点である重慶は今年1-5月の自動車生産台数が99万7000台に達し、うち新エネルギー自動車は前年同期比144．1％増の30万6000台。（提供/人民網日本語版・編集/YF）