最新の中国ドラマ「玫瑰的故事」では、ヒロインを演じるリウ・イーフェイ（劉亦菲）をめぐる4人の男性を演じる俳優に加え、同作に出演していない俳優シュー・ハイチャオ（徐海喬）が第5の男として、中国のSNS・微博（ウェイボー）で盛り上がりを見せている。

国営テレビ・中国中央電視台（CCTV）と動画配信サービス・騰訊視頻（テンセント）で放送・配信中の「玫瑰的故事」では、初恋相手を演じるポン・グアンイン（彭冠英）をはじめ、夫役のケニー・リン（林更新）、運命の恋人役のウォレス・フォ（霍建華）、年下の恋人役のリン・イー（林一）と、ヒロインをめぐる4人の男性が登場。ところが、2022年のヒット作「夢華録」でリウ・イーフェイと共演し、そのファンを公言しているシュー・ハイチャオについて、マネジメント担当者の職務怠慢が原因でチャンスを逃したとウェイボーで話題になり、注目度が一気に上がることとなった。

「夢華録」でリウ・イーフェイ演じるヒロインの品性下劣な婚約者を演じたシュー・ハイチャオだが、過去のインタビューでは、相手役がリウ・イーフェイだから悪役を引き受けたと明かしている。「夢華録」の配信期間にも、メディアの取材でリウ・イーフェイについて満面の笑顔で語る様子がTikTok中国国内版「抖音（ドウイン）」などで話題になり、「ギャラ付き推し活」と呼ばれるほど。「玫瑰的故事」の配信開始後も、シュー・ハイチャオのウェイボーをのぞくと熱心な視聴者であることが分かり、フォロワーからは「なぜ役をゲットできなかったの？」といった質問が大量に寄せられている。

さらにこのほど、シュー・ハイチャオとスタッフのやり取りを模した投稿がウェイボーに登場。このやり取りでは、「ギャラは要らないから出演したいと交渉してほしい」というシュー・ハイチャオの要望に対し、スタッフが「みんな要らないと言ってる」と答えており、この会話が「あまりにもリアル」と注目を浴び、エンタメ部門のトレンドランキングの上位に登場する話題となっている。（Mathilda）