Record China 2024年6月9日(日) 22時0分
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中国人向け高級品ビジネス情報を扱う米メディアのジン・デイリーは5日、中国のZ世代はAI(人工知能)との会話に安らぎを見いだしているとの文章を掲載した。
文章は、「中国で『友情衰退現象』(人同士の付き合いが希薄になること)が起こるにつれ、Z世代がますますチャットボットに傾倒するようになっている」と説明。中国のSNSプラットフォーム「Soul」の調査結果によると、若者の半数以上がAI生成コンテンツ(AIGC)が孤独感の解消に一定程度の効果を発揮すると答えたという。
同調査ではチャットボットの利点として、「やり取りが楽しい」「いつでもどこでも返事をしてくれる」「会話の話題に気を使う必要がない」「感情に寄り添ってくれる」といった点が挙げられた。若者の60%が関連コンテンツを利用したことがあると回答し、32.8%がAIと友達になりたいと回答したという。
多くの若者がこうした技術をポジティブにとらえている一方、「嫌悪感」を抱く人は約3%にとどまったとのこと。理由には「雇用減少につながっている」「迷惑コンテンツの氾濫に関与している」「プライバシーやセキュリティーへの懸念」などが挙げられたという。
文章は、中国のZ世代のAIへの関心はビジネスチャンスにもなっているとし、「Soul」が開発したチャットボット「苟蛋」は、年齢や性別、趣味などの個人情報を入力することで、よりパーソナライズされた会話を行うことができると説明。「今年に入り中国のZ世代のAIGCに対する好感度は急上昇しており、高級ブランドはAIを活用したキャンペーンをより多く展開してみても良いだろう」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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