中国の長距離列車内で荷物棚によじ登って横になる男性の動画が物議を醸した。中国メディアの紅星新聞が2日付で報じた。

記事によると、動画は今月1日深夜に江蘇省を走る列車内で撮影されたもので、1人の男性客が靴のまま座席をよじ登って荷物棚に体を横たえる様子や、それを見てあぜんとする周囲の乗客の様子が映っている。あまりに非常識な行動に、動画撮影者の女性も思わず「マジで…？」と漏らした。

撮影した女性は「当時車内にはたくさんの人がいて、（座席がないため）通路も人であふれていた。彼（男性）は長い時間立っていたと思う。私の席の上の荷物棚が空いていたので、よじ登って寝ようとしたようだ」と説明した。

女性によると、周囲の乗客は「もう少し（立ったまま）耐えよう」などと男性を止めようとしたものの、結局男性は荷物棚で横になって過ごし、一駅先の蕪湖駅（安徽省蕪湖市）で降りていったという。女性は「疲れていたのは分かるがこういう行為はやはり良くない」と話した。

鉄道サービスプラットフォーム「12306」のカスタマーサービスは、「こうした行為はやってはいけない。荷物棚には荷物しか置いてはいけない」とし、類似の状況を目撃した場合は乗務員あるいは鉄道警察に知らせてほしいとしている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) June 3, 2024