中国でiPhone販売台数の増加続く、ファーウェイなどに対抗して値下げ断行―海外メディア

Record China    2024年6月1日(土) 5時40分

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アップルのスマホiPhoneの中国での販売台数は3、4月と増勢を維持した。5月にはファーウェイなど中国勢に対抗して大幅な値下げを断行。これが寄与して一段の回復が予想される。写真は瀋陽のアップルストア。

アップル・スマートフォンiPhoneの中国での販売台数は4月、前年同月比52%増加し、前月から増勢を維持した。ロイター通信が伝えた。5月にはファーウェイ(華為技術)など中国勢に対抗して大幅な値下げを断行。5月はこれが寄与して一段の回復が予想される。

ロイター通信が紹介した中国の政府系シンクタンク、中国情報通信研究院(CAICT)のデータ によると、4月のスマホ総販売台数は25.5%増の2270万台。海外ブランドの販売台数は52%増の349万5000台だった。データはアップルと明記していないが、アップルは中国で代表的な海外ブランドのため、同社の販売実績と考えられる。

アップルは今年、ファーウェイなど国内メーカーとの競争激化に直面。1~2月の販売は37%減少となったものの、3月は12%の増加に転じていた。

アップルが踏み切った値引きは5月20日から28日まで。ECサイト、天猫(Tmall)のアップル公式サイトでは一部モデルを最大2300元(約5万円)値引きして販売した。値引き幅は2月(最大1150元)を上回る。

最も値引きが大きいのが「iPhone15 ProMax」(1TB)。ロイターが20日確認したところ、iPhone15のベーシックモデル(128GB)は1400元割引されていた。

アップルが大規模な値下げを実施した背景には、ファーウェイが昨年8月の「Mate60」に続く上位モデル「Pura70」を4月発表したことがある。アップルには上位モデルでの地位維持を図る狙いがあるとされる。

ロイター通信は「2月の値引きキャンペーンは中国での販売減速を緩和する効果があったようだ」と報道。世界最大のスマホ市場をめぐる販売合戦はさらに激化しそうだ。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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