Record China 2014年8月29日(金) 10時30分
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28日、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長は講演し、世界GDPに占める比率で見た場合、「2030年には中国が23%とトップとなり、インドも復活する」との予測を紹介した上で、「非常に重要な転換となる」と強調した。
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2014年8月28日、国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長は日本記者クラブで講演し、世界GDP(国内総生産)に占める比率で見た場合、「1820年時点では中国29%、インド16%だったが、2030年には中国が23%とトップとなり、インドも復活する」との予測を紹介した上で、「先進国対後進国の関係や欧米中心の国際政治にとって非常に重要な転換となる」と強調した。
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英国の経済学者アンガス・マディソンの世界経済推計によると、世界GDPに占める比率で見た場合、1700年には中国、インドが大きなシェアを占め、1820年時点では中国29%、インド16%、フランス5%、日本3%、米国2%の順だった。1900年代には中国・インドが欧米と逆転したが、2030年には中国が23%とトップとなり、インドも復活する。世界経済は欧米中心から中国・インドに移るということだ。先進国対後進国の関係や欧米中心の国際政治にとって非常に重要な転換となる
中国は今や非常に大きな援助国であり、被援助国のためにも、JAICAとしてもできる限り中国と対話し協力していきたい。JICA研究所と中国との提携も進めていく。(取材・編集/SK)
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