Record China 2024年4月10日(水) 23時0分
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中国・山西省で、「生き埋めにされる」との通報を受けた警察が出動するも、意外な事実が判明するという出来事があった。
中国メディアの瀟湘晨報によると、6日午後4時13分、太原市公安局に男性から「拉致された」とのメッセージ機能による通報があった。男性は高速道路を走る車の中におり、「助けてくれ」「あいつは私を生き埋めにするつもりだ」「早く来てくれないと死んでしまう」などと立て続けにメッセージを送った。
同局から連絡を受けた山西高速交通警察指揮センターは、男性本人とメッセージによるやり取りをしながら位置を特定。現場近くの道路に検問を敷き、17分後に男性が乗るBMWの白い自動車を発見して停車させた。
車には通報した男性と、容疑者とみられるもう1人の男性の2人が乗っていた。警察官が通報した男性に「容疑者は知り合いか」と尋ねると、男性は「彼は私の自宅の前まで来て私を車に乗せた。今日はやらないと言ったら、彼が罵倒してきた。それからけんかになった」と説明。警察官が職業は何かと尋ねると、「彼のセルフメディア運営を手伝っている」と語ったという。
詳しく話を聞いたところ、通報者の男性は従業員、容疑者と見られた男性は社長で、賃金をめぐってトラブルになっていたことが判明。通報者の男性は「生き埋めにされる」と言っていたものの拘束された形跡はなく、警察官は「拉致」はなかったと判断し、立件しなかったという。(翻訳・編集/北田)
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