習近平主席、モンゴルで重要演説を発表=中蒙関係は新時代へ―中国紙

Record China    2014年8月25日(月) 15時7分

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22日、中国の習近平国家主席はモンゴルの国民大会議で「互いに助け合い、中国・モンゴル関係発展の新時代を共に切り開く」と題する重要演説を行った。

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2014年8月24日、人民日報によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は22日、モンゴルの国民大会議(大フラル)で「互いに助け合い、中国・モンゴル関係発展の新時代を共に切り開く」と題する重要演説を行い、相互尊重と信頼、聚同化異(共通点を集めて、相違を転化させる)、守望相助(互いに見張り合い、助け合う)、協力・ウィンウィンを強調し、「中国・モンゴル関係発展の新時代を共に切り開き、アジアの安定と繁栄を共に促進する」とした。

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▼演説の主な内容は以下の通り。

中国とモンゴルは地続きの友好的な隣国であり、いずれも当該地域の重要国である。両国の発展戦略を効果的に融合させることで、共同発展・共同繁栄を実現することができる。今回のモンゴル訪問期間中、双方は両国関係を全面的な戦略パートナーシップに格上げすることを決定した。これは両国関係が史上最高の発展段階に入ったことを意味する。双方はこれをきっかけとして、両国関係をさらに高いレベルへと推進していくべきだ。

両国は互いに助け合う良き隣国であるべきだ。国際情勢がどんなにめまぐるしく変化しようとも、双方は両国関係の方向性をしっかりとつかみ、戦略的パートナーの角度から相手国を思いやり、主権・安全・領土保全など互いの重要な核心的利益や関心ごとについては互いを支持しなければならない。

両国はまた、互恵・ウィンウィンの良きパートナーであるべきだ。両国は地理的には隣接しており、経済的には相互補完の関係にある。中国の市場、資金、技術、ルートとモンゴルの豊富な資源という強みは相互補完性が高く、多くの協力のチャンスがあり、両国国民に実質的な利益をもたらすことだろう。

現在の世界において、アジアは経済発展が最も活発な地域である一方、敏感な問題が多く存在する地域でもある。アジア諸国がいかに隣国との関係を正しく処理し、善隣関係・共同発展を実現し、係争と矛盾を適切に解決するかは重要な課題だ。この課題を解決する上で重要なのは、時代の流れと国民の心に寄り添い、互いに尊重し合い、共通点を求めて相異点を残し、未来に向かい、協力・ウィンウィンを目指すという原則を堅持し、東方の知恵でもって問題・矛盾を解決し、調和を促進することだ。地域間協力のプロセスにおいて、アジア諸国は交流し、互いに学びあい、「相互尊重、コンセンサス、各方面の快適性に配慮」というアジア方式を堅持するべきだ。これは当該地域の特徴に合った、伝統的な相互関係処理のやり方だ。こうした伝統はアジアにおける隣国との付き合い方を体現しており、引き続き発揚していくべきだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)

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