中国主席、モンゴル訪問で「同国の根強い対中不信感の払拭に努めた」と日本メディアは指摘―中国メディア

Record China    2014年8月25日(月) 17時45分

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24日、中国メディア・参考消息(電子版)は、中国の習近平国家主席のモンゴル訪問について報じた各国メディアの記事や専門家の見解を紹介した。写真はモンゴル・ウランバートル。

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2014年8月24日、中国メディア・参考消息(電子版)は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席のモンゴル訪問について報じた各国メディアの記事や専門家の見解を紹介した。

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習主席とモンゴルのエルベグドルジ大統領は21日、「全面的戦略パートナーシップ」共同宣言に署名した。共同宣言では、中国・モンゴル・ロシア3カ国による首脳会談開催への支持が盛り込まれた。

ロシアメディアは「3カ国の話し合いのメカニズムが強化され、連携が推進される」と報じた。

米ブルームバーグ・ニュース(電子版)は「中国はこの10年余り、モンゴルの最大の貿易相手国であり投資元だ」とした上で、「中国とロシアに挟まれたモンゴルは、中国との関係をさらに強化することで中国からの投資を利用しようと模索し、一方で習氏は、隣国が国際舞台で中国支持を表明することに期待を込めている」と指摘した。

ロシア、東欧、中央アジア情勢に詳しい中国社会科学院の程亦軍(チョン・イージュン)氏は、米欧やアジア諸国など、中露以外の国々との関係強化を目指すモンゴルの「第3の隣国」政策について、「中露との3カ国関係を複雑化させるものだ」とした一方で、「地域での影響力を高め、国際問題で支持国を増やしたい中国にとっては、モンゴルを味方に取り込む好機でもある」との見方を示した。

日本メディアは「両国関係は史上最高の発展段階を迎えたが、モンゴル側には中国に対する過度な依存への警戒感と期待が交錯している」と指摘。習氏は今回の訪問で根強い対中不信感の払拭に努めたと報じた。(翻訳・編集/NY)

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