米アップル、中国向けデバイスのAI技術で百度と提携の可能性―中国メディア

Record China    2024年3月24日(日) 10時20分

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22日、騰訊科技は、米アップルが中国市場向けデバイスのAI技術について中国検索エンジン大手百度との間で提携交渉を進めていると報じた。写真はアップルのクックCEO。

2024年3月22日、騰訊科技は、米アップルが中国市場向けデバイスのAI技術について中国検索エンジン大手百度(Baidu)との間で提携交渉を進めていると海外メディアが報じたことを紹介する記事を掲載した。

記事は、アップルが中国市場で販売するデバイスに百度の生成AI技術を導入するため、百度と初歩的な交渉を行っていると海外メディアが報じたことを紹介。この動きはiPhoneがAI能力を拡大する上での新しい重要な措置であると伝える一方、両者の提携協議は現時点で模索段階にあり、具体的な提携内容の合意には至っていないとした。

そして、世界でコンシューマーエレクトロニクス市場の競争が厳しくなり、各大手メーカーが続々とAI技術の研究開発に注力する中、アップルも遅れを取るまいと積極的に自前の生成AIモデル開発に投資しており、iPhoneなどのデバイスの音声アシスタンス、画像編集、電子メールといった機能のインテリジェンスを高めることを目指していると伝えた。

また、AI分野の戦略を加速させることを目的としてアップルがここ数年外部との協力も意欲的に進めており、グーグルやOpenAIなどとの間でもモバイル機器向けのAIエンジン供給に向けた交渉を進めていると伝え、中国でもローカルの生成AIモデルのサプライヤーを探し続けていたとした。

記事は、中国がアップルにとって最大の海外市場であるものの、現地スマホメーカーとの激しい競争の中でシェアを落としつつあり、調査会社カウンターポイントリサーチのデータでは今年最初の6週間におけるiPhoneの中国市場販売台数が前年同期比24%減少したと紹介。ティム・クックCEOが先日自ら中国へ赴き、上海に設置された海外最大のショップの開店セレモニーに出席した際に「アップルにとって、中国以上に重要なサプライチェーンはない」と述べ、中国市場を非常に重要な存在と位置づけていることを改めて示したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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