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アニメ「葬送のフリーレン」が台湾全土で大人気、その魅力はどこに?―台湾メディア

Record China    2024年3月19日(火) 22時0分

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台湾メディアの台湾醒報は17日、日本のアニメ「葬送のフリーレン」が台湾全土で大人気になっているとの記事を掲載した。

台湾メディアの台湾醒報は17日、日本のアニメ葬送のフリーレン」が台湾全土で大人気になっているとの記事を掲載した。

同作は山田鐘人氏(原案)とアベツカサ氏(作画)による漫画が原作。さまざまな種族がいる世界を描いたファンタジーもので、1000年以上生きるエルフの魔法使いである主人公フリーレンが勇者ヒンメルら仲間たちと共に魔王を倒し、10年に及ぶ冒険の旅を終えたところから始まる。そして50年後、かつての仲間の死に直面したフリーレンが、人間について知ろうと新たな旅に出るという物語だ。

記事は、「日本では勇者の冒険系アニメはすでに氾濫しているが、『葬送のフリーレン』は優れたビジュアルや特殊なストーリー、時々発せられる心に迫るセリフによって、年齢を問わず多くの人を夢中にさせている」と説明した。

その上で、「オープニングから特殊で、普通であれば勇者が仲間を探し、困難を経て最終的に魔王を倒すという流れだが、本作は魔王を倒したところから始まる」と紹介し、「フリーレンは時に、あまり役に立たない魔法のために同じ場所に10年以上とどまろうとし、仲間たちをあきれさせる。このようなストーリーに観客はくすりと笑わせられてしまう」とした。

また、フリーレンの個性が魅力的だとし、弟子のフェルン、かつての仲間アイゼンの弟子シュタルク、途中から旅を共にすることになった僧侶ザインらと旅をする中で、ヒンメルとのさまざまな思い出を思い出すハートウォーミングなシーンがある一方、すさまじい魔力を持っていながら一番好きな魔法は花畑を出す魔法であることや、みんながわなだと知っているミミック(宝箱のモンスター)に何度も引っかかってしまうというギャップも、視聴者を引き付けているとした。

さらに、作中に散りばめられたセリフが心を打ち、その多くは日常生活にも言えることだと言及。アイゼンの「怖がることは悪いことではない。この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ」というセリフや、勇者の剣を抜けなかったヒンメルの「いいじゃないか、偽物の勇者で。僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す。そうすれば偽物だろうが本物だろうが関係ない」というセリフを挙げた。また、ヒンメルが自身の銅像をつくってもらう際に発した「一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな」というセリフについて、「フリーレンへのはばかることのないロマンチックな告白だった」と評した。

記事は、「同作が称賛されるのは、いつも予想の上を行くストーリーと、類似のアニメと一線を画すパターン、哲理に富んだセリフ、そして文学作品とバトル作品とラブストーリーの要素を兼ね備えているからだ」と分析した上で、「BGM制作には外国人のエバン・コール氏、声優には『SPY×FAMILY』の種崎敦美を起用するなど細部にまで気を配って作り込まれた同作が、多くの人から好評を博すのも不思議ではない」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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