ジャッキー息子と台湾人気俳優の大麻事件、イメージキャラクターを務めるブランドにキズ―中国メディア

Record China    2014年8月22日(金) 0時0分

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20日、人気スターのコー・チェントンとジェイシー・チャンが大麻使用の疑いで逮捕されたというニュースがこのほど大手メディアのトップ面を飾り、連鎖反応が続いている。

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2014年8月20日、ジャッキー・チェンの息子で俳優のジェイシー・チャン(房祖名)と台湾の人気俳優コー・チェントン(柯震東)が大麻使用の疑いで逮捕されたというニュースがこのほど大手メディアのトップ面を飾り、連鎖反応が続いている。過去にあったスターの大麻事件と比較した場合、今回の事件は二人がイメージキャラクターを務めるブランドへのマイナス影響がより大きいといえる。

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メディアがまとめた統計によると、コー・チェントンは映画「あの頃、君を追いかけた」で人気を博して以来、19のブランドのイメージキャラクターを務め、これらブランドの3分の2は世界企業上位500社に入る企業だ。ペプシコの食品ブランド「ケロッグ」、ロレアルの「メイベリン」、「香港上海銀行」(HSBC)、カメラの「キャノン」、ヤム・ブランズの「ケンタッキー」、クラフトフーズの「ストライド」、ゼネラルモーターズの「シボレー」、ジョンソン・エンド・ジョンソンのコンタクトブランド「アキュビュー」、バイヤスドルフの「ニベア」、グラクソ・スミスクラインの飲料ブランド「ルコゼード」、ユニリーバの「ウォールズ」と「可愛多」、セブン&アイ・ホールディングスの「セブン-イレブン」の13ブランドだ。

スキャンダル発覚後、コー・チェントンがイメージキャラクターを務めるブランドのイメージや市場にも影響が出たり、製品が販売停止になったりすることが予想され、キャラクター降板の可能性もある。業界での試算によると、スキャンダルによるブランドへの直接的・間接的な商業的損失は、最大で数十億元(数百億円)に達する。

コー・チェントン主演で年末に封切り予定の「小時代パート4」と来年に封切り予定の「捉妖記」の興行収入も、今回の事件の影響を受ける可能性がある。

ジェイシー・チャンはこれまで、「ダブ」チョコレート、「コカコーラ」、カバンの「OIWAS」、ドアの「永佳」、スニーカーの「康踏」、緑茶の「原葉」の6ブランドのイメージキャラクターを務めてきた。

ケンタッキー市場部門の関係者は、「ヤム・ブランズ本部の回答は、ケンタッキーには現在、コー・チェントンとの提携関係はない、というものだった」と話す。

ケンタッキーは今年初めに、「ケンタッキーの代表的メニューはどっち?オリジナルチキンVSクリスピーチキン」という人気投票イベントを行い、コー・チェントンはクリスピーチキンのイメージキャラクターを務めた。最終的にオリジナルチキンがより多くの票を獲得して勝利し、ケンタッキーはクリスピーチキンを販売停止にした。

ABD愛夢娯楽ビッグデータの創始者・雷鳴(レイ・ミン)さんによると、ブランドと芸能人とのタイアップ関係は、単純なことのようだが、ブランドにとっても芸能人自身にとっても、お互いにリスクが存在する難しい選択だという。

メディアの指摘によると、コー・チェントンとジェイシー・チャンのスキャンダルによって企業はイメージキャラクター変更の経費を支払わなければならず、二人は損害賠償を求められる可能性もあるという。

雷さんは、「ブランドがキャラクターを決定する場合は、事前に情報を十分に検討しなければならない。キャラクターを探す際には、代理店がオフラインの情報を十分に検討し、情報をしっかり収集することが非常に重要になる。今回のようなスキャンダルは事前にコントロールする方法がまったくないわけではない」と話す。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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