日本人がクアラルンプールで反戦訴え=「世界の人々と共に日本の平和憲法を守ろう」―中国メディア

Record China    2014年8月21日(木) 7時20分

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19日、日本の反戦運動家・石垣義昭氏は今月15日、クアラルンプールで、祖国の平和憲法を護ることを願う国民を代表して、「第1回アジア平和賞」授賞式に臨んだ。

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2014年8月19日、日本の反戦運動家・石垣義昭氏は今月15日、クアラルンプールで、祖国の平和憲法を護ることを願う国民を代表して、「第1回アジア平和賞」授賞式に臨み、「平和を愛する世界中の人と手を取り合い、日本の平和憲法を守っていきたい」と抱負を述べた。新華網が伝えた。

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「アジア平和賞」は、マレーシア第二次世界大戦史研究会によって設けられた。選考委員会は、厳格な審査と協議を重ねた末、今後の戦争の阻止力となり、世界平和の維持に貢献したとして、日本の平和憲法を守ろうとするすべての日本人に、第1回「アジア平和賞」を授与することを決定した。日本の反戦運動家である石垣義昭氏と星野横雄氏が、代表として表彰台に立った。

石垣氏は、「日本国憲法は、悲惨極まる歴史的状況下で誕生した。第9条では、すべての戦力・武力の行使と戦争の放棄が明確に宣言されている。だが、今年7月、安倍内閣は民意を無視し、「集団的自衛権」の行使容認を独断で決定した。これは歴史に逆行する振舞いだ」と語った。氏は、日本の平和憲法を守ろうとする日本国民と平和を愛する世界中の人々が協力して、平和憲法を共同で守り、世界平和を維持するよう呼びかけた。

星野氏は、「私は1933年生まれで、先の戦争を経験したが、戦争の詳細の多くについては、ほとんど知らないことばかりだった。各種メディア報道や学術刊行誌で日本の侵略戦争に関する資料を見た時、大変なショックを受けた。旧日本軍が他国の国民の命を奪ったこと、特に小さな子供たちの命まで無残に奪ったことは、本当に耐え難い。日本に帰国した後、マレーシアで知った日本の戦争の事実を、より多くの日本人に伝え、二度と戦争を繰り返してはならないと訴えていく」と述べた。

選考委員会の翁清玉委員長は、授賞式で挨拶に立ち、「アジア平和賞は、人々の良知や世界平和を護ること対する情熱を呼び覚ますことを目的として設けられた。日本憲法第9条には、戦後の秩序維持のための根本精神が盛り込まれており、日本が再び侵略戦争を繰り返すことのないよう歯止めをかける礎としての役割を担っている。同賞が、日本の平和憲法を守ろうとする日本人すべてに対して贈られたことは、これらの日本人が世界平和の維持に大きな貢献をしたという評価による」とコメントした。

授賞式の席上で、日本の反戦家22人が、素晴らしいパフォーマンスを披露し、「居安思危、有思則備、有備無患(平和な状況下でも常に危機に対処するよう心構えを持つ。心構えがあれば備えられる。備えがあれば憂いはなくなる)」と書かれた横断幕を広げ、安倍政権が企てる憲法改正の道を阻止することを訴えた。 (提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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