「日本は良い選択、韓国ではダメ」=TSMCの熊本工場開所前にペガトロン董事長が言及―台湾メディア

Record China    2024年2月22日(木) 13時0分

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台湾TSMCの熊本工場について、台湾ペガトロン(和碩)の童子賢董事長が自身の見解を語った。写真出典:Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.

台湾の半導体大手TSMCの熊本工場の開所式が24日に迫る中、台湾の電子部品メーカー・ペガトロン(和碩)の童子賢董事長が自身の見解を語った。台湾メディアの太報が21日付で伝えた。

童氏は「高度な精密さが重要な半導体産業において、(TSMCが)日本に行くのは良い選択になるだろう」と指摘。「環境条件や日本の職場文化がウエハー製造工程に有利に働く」との見方を示した。

童氏は「台湾と日本は競争関係というだけでなく、より多くの部分、70%が川上と川下の補完関係にある」とし、「ペガトロンもエイスース(華碩)もソニーとデジタルカメラやパソコンで協力したことがある。東芝や任天堂も、台湾の工場の重要な顧客でパートナーだ」と述べた。

一方で、韓国については「かつてサムスンが台湾の工場に受託製造を打診してきたが、工場で一部製品を生産し始めたばかりの頃に突然逃げ出してしまった。韓国の業者は市場の様子を見るためにこういうことをする」と苦言を呈した。

童氏は「(半導体は)多くの精密な化学材料が必要であり、日本の福島や九州などの業者にしかできない。韓国でも、台湾でもできない」とし、TSMCが日本を選択したのは正しいとの認識を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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