Record China 2014年8月18日(月) 6時30分
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14日、ニューススタンドは都市の流動的な文化の象徴と言える。写真は東京のキオスク。
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2014年8月14日、ニューススタンドは都市の流動的な文化の象徴と言える。世界各地の文化や情報を発信し、人々の精神世界を豊かにする。また、さまざまな利便性を提供するとともに、都市で生活する人々に小さな温もりももたらしている。北京日報が伝えた。
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■北京のニューススタンドは伝統と現代を表す文化的シンボル
北京は中国国内において最も古い新聞・雑誌の歴史を有する都市だ。いくつかの新聞は数十年の歴史を持ち、国の歴史の歩みに影響を与えてきた。今年3月、北京市は11の「スマート・ニューススタンド」の試験営業を開始した。これらは従来のスタンドとは異なり、天気予報や交通情報、銀行カード残高確認、水道・電気・ガス料金の支払い、ネット通販の商品受け取りなど、デジタル化機能・サービスを備えている。実際に足を運んでみると、宅配物受け取りや無料の無線LANのサービスが消費者から人気を集めていた。
韓国紙・文化日報の朴善鎬記者はかつて寄稿の中で、「中国のニューススタンドの前を通るたびに、知識と情報が織り成す膨大な薀蓄や、中国人が古代から受け継いできた『小中見大』(小さいものを通して大きなものを見る)や『一葉知秋』(一枚の葉が落ちるのを見て、秋の近いことに気付く)といった豊かな学識や先見の明を感じ取ることができる」と書いている。ニューススタンドから中国の将来を見ることができるはずだ。
■東京のニューススタンドは日常生活に不可欠な要素
日本人が読書好きであることは広く知られている。新聞を読むことは日本人の日常生活の一部となっている。ある日本人学者の研究によると、「新聞を読む」という習慣こそが日本の比較的高い国民の資質を生み出しているという。新聞や雑誌類を販売するニューススタンドは東京の地下鉄講内や各電鉄の駅・プラットフォームの至るところに設置されているほか、人通りの多い街角にも随所に見られる。
東京の街角のニューススタンドを見て回った。渋谷に行くと、渋谷駅西口から30メートルにも満たない距離に2つのニューススタンドがあることに気付いた。それぞれ約2、3平方メートルの大きさで、非常に簡単な作りだ。新聞・雑誌のほかに、雨傘なども販売していた。渋谷駅のハチ公出口でさらに簡素なニューススタンドを発見した。同じように新聞・雑誌や雨傘を販売し、その後ろには渋谷駅のシンボルである忠犬ハチ公の銅像が建っている。注意深く見なければ、誰も気付かないようなニューススタンドだ。日本の若者の流行発信地であり、いつも網の目のように大勢の人々が行きかう渋谷の街角にこのような簡素なニューススタンドが建っているのが不思議に思えた。
国際的な大都市である東京では、ニューススタンドは都市に見られる日常の光景というだけでなく、都市生活を織り成す大切な一要素だ。個人経営の簡単なスタンドであろうと、チェーン店経営の比較的ハイエンドなスタンドだろうと、市民に読書や新聞を読むための利便性を提供している。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)
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