小学校と幼稚園併設の「模範校」の寮で火災、13人が死亡―河南

Record China    2024年1月20日(土) 17時0分

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河南省南陽市方城県内にある私立学校の英才学校の寮で19日夜に火災が発生し、13人が死亡し1人が負傷した。同校は模範的な運営をしているとして、地方政府から繰り返し表彰されていた。

河南省南陽市方城県内にある私立学校の「英才学校」の寮で19日夜に火災が発生し、13人が死亡し1人が負傷した。同校は模範的な運営をしているとして、地元当局から繰り返し表彰されていた。

報道によると、消防が同校から寮で火災が発生したとの通報を受けたのは19日午後11時0分だった。消防はただちに現場に駆けつけて消火に当たった。午後11時38分までに火は消し止められたが、13人が死亡して1人が負傷した。負傷者は病院で手当てを受けており、20日午前に発表された記事によれば、容体は安定しているという。地元住民からは、火災発生は午後10時ごろだったとの声も出ている。

英才学校の所在地は方城県独樹鎮硯山舗村で、小学校および併設された付属幼稚園などがある。在校生は計1200人あまりで教職員は68人。生徒が学校敷地外に出ることを許さない「完全管理」の方式で、高基準の42の教室、耐震設計の寮、1000人以上が同時に食事をできる大食堂、陸上競技のトラック、バスケットボールのコート、卓球台など、施設は充実しているとされる。場所は方城県の中心市街地から約20キロの位置だが、交通は便利という。

同校は2週間に1度だけ週末には帰宅を許す規則を設けているが、19日と20日は生徒をキャンパス内に留める週末だった。同校の責任者は地元で著名なベテラン教育者の李継忠氏で、中国メディアの澎湃新聞によると、火災発生後に李氏に電話をかけたが通じなかったという。地元当局は同校責任者を管理下に置いたと説明した。

同校はこれまで地元政府により「社会運営先進単位(先進組織)」、「先進民営学校(先進私立学校)」、「師徳建設先進単位(教師の道徳樹立先進組織)」、「作文教育先進単位」、「百強民営学校」として表彰され、さらに校長が「改革開放30年民営教育特殊貢献賞」を授与されたるなど、実績を繰り返し評価されてきた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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