中国サッカー、事実に即して「本当のことを言う」風潮を広めよ―香港メディア

Record China    2024年1月20日(土) 20時0分

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18日、香港メディア・香港01は、中国サッカー界について「現実に即した本当のことを言う」姿勢を広めるべきだとする記事を掲載した。

2024年1月18日、香港メディア・香港01は、中国サッカー界について「現実に即した本当のことを言う」姿勢を広めるべきだとする記事を掲載した。

記事は、現在開催中のアジアカップを前に、中国中央テレビ(CCTV)が反腐敗大型番組を放送し、元国家体育総局副局長で元中国サッカー協会党書記の杜兆才(ドゥー・ジャオツァイ)氏、元中国サッカー協会主席の陳戌源(チェン・シューユエン)氏、元中国代表監督の李鉄(リー・ティエ)氏など多くの関係者が絡んだ、サッカー界の腐敗に関する事件が特に注目を集めたと紹介。同協会は内部スタッフや中国代表のコーチ、スタッフなどに対してリアルタイム視聴と感想文の提出を求めたと伝えた。

その上で、13日に行われたアジアカップグループリーグ第1戦のタジキスタン戦後に国営の新華社通信が「差は差として、論争は論争として認めるべき」と題した文章を掲載し、全くと言っていいほど見せ場がなく無得点で終えた前半の戦いぶりの問題を事実に即して指摘したことを紹介するとともに、「現場で見ていたコーチ、サポーター、そして中国サッカーの従事者はみんな、悪夢のような45分間にやるせなさのほか、現代サッカーとの大きすぎる差を感じざるを得なかっただろう」と試合を振り返った。

また、昨年11月のAPEC首脳会議期間中、習近平(シー・ジンピン)国家主席がタイのセター首相とサッカー談義を行い、ワールドカップ予選で中国代表がタイに勝利したことを知った習主席が「運の要素が大きかった」と語り、中国サッカーについて「彼らの評価は避けたい」「波が大きい」と現実的な評価を下したことに言及。「このような現実主義や、本当のことを言う姿勢は、現在必要かつ重要であるだけでなく、大いに広めて社会全体のコンセンサスにすべきだ」と指摘した。

記事は「結局のところ、中国サッカーが失敗から学び、現代サッカーとの差を縮め続けられるかどうかは、腐敗と精力的に闘い、現実主義を貫きながら、サッカーの改革を深めていけるかにかかっている」とするとともに、中国経済の未来もサッカーと同様に地に足を着けた現実的な取り組みが必要なのだと論じた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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