李強首相「中国経済ますます開放、中間層は今後10年で4億人から8億人に」―仏メディア

Record China    2024年1月18日(木) 15時0分

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17日、仏RFIは、中国の李強(リー・チアン)首相がスイスでのダボス会議に出席し、中国経済の安定的な成長を強調したことを報じた。

2024年1月17日、仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトは、中国の李強(リー・チアン)首相がスイスでのダボス会議に出席し、中国経済の安定的な成長を強調したことを報じた。

記事は、中国が新型コロナ後の経済回復不振や深刻な不動産危機に直面しており、外国の首脳が中国の長期的な成長に対して懸念を示すようになったと紹介。一部の商業団体や企業、財界リーダーからは反スパイ法の拡大への懸念や、中国政府によるビジネス開放への疑念、地政学的問題や法規の厳格化、国有企業との競争環境改善への憂慮を抱いていると伝えた。

そして、このような背景の下、総勢約140人を従えてダボス会議に参加した李首相が16日に行われた開会式の基調講演の中で「われわれは常に外資企業の意見をヒアリングし、合理的な訴えであれば積極的に解決する。総じて、世界の情勢がどのように変化しようと、中国は対外開放の基本的国策を堅持する。開放の門戸はますます大きく開かれる」と述べるとともに、「中国経済は安定的に前進しており、引き続き世界経済の発展に大きな動力を提供するだろう」とも語り、昨年の中国のGDP成長率が5.2%程度となり、昨年初に示した5%程度を上回る見込みであることを明らかにしたとしている。

記事はさらに、李首相が中国の中間層が今後さらに拡大していくことも強調し、「現在中国の中間層は約4億人余りで、今後10年で倍の8億人に達するだろう。ますます多くの製品やサービスのニーズが『手に入るか否か』から『より良いものが得られるか』へと転換することになる」と述べたほか、世界の産業チェーン、サプライチェーンの重要性にも言及して「寸断されれば世界経済の大循環が阻害され、効率の低下のみならず経済リスクや社会問題を引き起こす。協力の絆を強め、相互利益のパイを大きくし、世界の産業チェーン、サプライチェーンの安定性を絶えず高めることこそ、各当事者共通の利益になる」と発言したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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