チベットでラサ・シガツェ間の鉄道が開通―中国メディア

Record China    2014年8月16日(土) 18時26分

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15日、中国鉄道部門はチベット自治区ラサとシガツェを結ぶ「拉日鉄道」が開通し、16日に第1便がラサ駅を出発することを明らかにした。写真はチベット。

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2014年8月15日、中国鉄道部門はチベット自治区ラサとシガツェを結ぶ「拉日鉄道」が開通し、16日に第1便がラサ駅を出発することを明らかにした。人民日報が伝えた。

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「天路」と呼ばれるチベット鉄道の延長区間である拉日鉄道が開通したことで、チベット鉄道網がさらに完備され、これまで道路輸送に頼っていたチベット西南部地域の輸送体系が大きく改変する。道路利用で約6時間だったラサからシガツェまでの所要時間は、拉日鉄道を利用することで2時間59分に短縮される。

拉日鉄道は全長251km、青蔵高原西南部とチベット自治区内を走る。東はチベット鉄道終点のラサ駅を出発し、ラサ川に沿って南下、トゥールン・デチェン県とチュシュル県を経由し、西に折れてヤルツァンポ江を遡り、約90kmのヤルツァンポ江大峡谷を通り抜け、ニェモ県とリンプン県を経て、チベット南西部の中心都市シガツェに到着する。ラサ南、チュシュル、シガツェなど計14駅が設けられ、最高時速は120km、年間貨物輸送量は830万トンを上回る見込み。

拉日鉄道は東端でチベット鉄道および建設が計画されているラサーニンティ鉄道とつながり、西端で同じく計画中のシャラム―亜東口岸線とつながる予定で、チベット鉄道網における「承東●西(●=戸のしたに口。発展した東部地域を支えとして西部地域を開拓する)」計画の中枢となる。拉日鉄道の開通・開業は、チベット経済社会の発展推進、国土資源の開発促進、沿線に住む各民族の人々の移動・旅行環境改善、民族団結の増進に重要な役割を果たすとみられる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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