人民網日本語版 2024年1月16日(火) 19時30分
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内モンゴル自治区で重希土類新鉱物が発見された。
内モンゴル自治区科学技術庁が15日に明らかにしたところによると、このほど終了した国家自然科学基金委員会「戦略的重要金属超常蓄積鉱化作用動力学」重要研究改革集約プロジェクト2023年度進捗報告会で、中国地質大学(北京)の李国武(リー・グオウー)教授が、包頭市のバインオボーで全く新しい構造の重希土類新鉱物「白雲イットリウム・バリウム鉱」を発見したと発表した。科技日報が伝えた。
白雲イットリウム・バリウム鉱はバインオボー深部コア鉱で発見されたもので、イットリウム、ジスプロシウム、ガドリニウム、エルビウム、ルテチウムなどの重希土類元素が含まれている。中国科学院の李献華(リー・シエンホア)院士は、「白雲イットリウム・バリウム鉱は全く新しい構造および全く新しい成分の新鉱物であり、世界で初めて発見されたフルオロカーボネート重希土類新鉱物でもある」と説明した。
バインオボー鉱床における重希土類元素の賦存状態と資源の見通しは重要な科学的問題だ。白雲イットリウム・バリウム鉱の発見は、鉱区の重希土類賦存鉱物の重要なブレークスルーだ。また、鉱床の軽希土類・重希土類の分離メカニズムにも良い鉱物学の証拠と新しい認識を提供している。
バインオボーでは1959年より計18種の新鉱物が発見されており、中国で発見された新鉱物全体の約10%を占めている。同鉱床は中国で新鉱物の発見が最多の鉱床でもある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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2024/1/16
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