男児が「退役軍人優待証」でバスに乗る、偽物と疑われるも意外な事実が…―中国

Record China    2024年1月11日(木) 23時0分

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9日、香港メディア・香港01は、中国国内のネット上で女性が「『退役軍人優待証』を持ってバスに乗った息子が悲しい思いをした」エピソードを紹介したことを報じた。

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中国国内のネット上で女性が「『退役軍人優待証』を持ってバスに乗った息子が悲しい思いをした」とのエピソードを紹介した。

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中国メディアによると、江蘇省徐州市に住む女性がこのほどネット上で、12歳の息子が「退役軍人優待証」を提示してバスに乗車したところ運転手から偽物ではないかと疑われたことを明かした。動画では息子が母親に「カードを見せたら、運転手から誰のカードだと言われた。自分のカードだと言ったら『今の子どもはどんなカードでも持てるのか』と嫌味を言われたので、相手にするのを止めた」と語る様子が映っている。母親は「運転手は息子がコネクションを使って不正に退役軍人優待証を取得したと思い込んだようだ」と考え、息子を「大丈夫。言わせておきなさい」と慰めると、息子は手で顔を覆い、うなずきながら「自分たちがちゃんと分かってればそれでいいよね」と語った。

息子の父親は2015年、息子が4歳の時に軍隊内で公務中に犠牲となったという。「優待証」は退役軍人のほかに、国のために殉職した軍人、公務で犠牲になった軍人などの遺族も取得できるといい、息子が提示したカードも「遺族優待証」だった。母親は「外出したり旅行したりする時に優待証を使う。それは優待を受けることが目的ではなく、カードを提示することによりパパが自分たちのそばにいると感じたり、パパを誇りに感じたりできるから」と説明し、「遺族優待証」が世間に広く知れ渡ることを望んでいるとした。


このエピソードを知った中国のネットユーザーからは「心がきゅんとなった。息子よ、泣くな」「息子が落ち込む必要はない。パパは英雄なんだから」「これまで遺族優待証の存在自体知らなかったよ」「国のために命を差し出した戦士に感謝する。家族を手厚く扱うべき」「公共交通の運転手に対する研修が不足しているのではないか」「でも、多少の疑いを持つのは必要じゃないかな。悪用が許されるものじゃないからね」といった感想が見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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