12月31日に放送された中国の各テレビ局の年越し特番に今年も多くのスターが登場し、話題となった。

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春節を祝う中国では、旧暦の大みそかに配信される国営放送・中国中央テレビ（CCTV）の「春節晩会」を見るのが定番だが、近年は新暦の12月31日に放送する年越し特番にも力を入れるようになり、各テレビ局による激戦が繰り広げられている。今年もCCTVを筆頭に、江蘇、湖南、東方などの衛星テレビ局と動画配信大手のbilibili（ビリビリ）が参戦し、豪華絢爛（けんらん）なステージとトップクラスの出演者が年越しを盛り上げた。

伝統文化と高品質の芸能コンテンツを誇るCCTVは、浙江省台州市で「出航2024」をテーマに年越し特番を放送。交響曲や伝統芸能などのプログラムの他に、リッチー・レン（任賢齊）、ティファニー・タン（唐嫣）、レイ（チャン・イーシン/張芸興）、バイ・ルー（白鹿）、ジョウ・シェン（周深）、ウェイ・ダーシュン（魏大勛）などの人気俳優・歌手が歌やダンスを披露した。

「ハイテク」を駆使した江蘇衛星テレビにはG．E．M．（タン・チーケイ）、クリス・リー（李宇春）、リン・ジュンジエ（林俊傑）、エミール・チョウ（周華健）などの人気歌手のほか、ジュー・ジンイー（鞠婧禕）、ユー・シー（于適）、ツォン・シュンシー（曾舜晞）、リウ・ユーニン（劉宇寧）など旬の俳優が登場した。

若手スターが最も集結したのは湖南衛星テレビだ。「没入型City Walk」のステージに、ワン・イーボー（王一博）、リー・シエン（李現）、ヤン・ズー（楊紫）、チョン・イー（成毅）、タン・ジェンツー（檀健次）、チャオ・ルースー（趙露思）、ワン・ホーディー（王鶴棣）などそうそうたるメンバーが出場し、新曲とダンスで会場を盛り上げた。

東方衛星テレビには人気ドラマが登場し、話題となった。現在配信中のウォン・カーウァイ（王家衛）監督が手掛け、フー・ゴー（胡歌）が主演する「繁花」をステージによみがえらせたほか、リッチー・レン、ホアン・ジンユー（黄景瑜）、ゴン・ジュン（龔俊）、チャン・ルオユン（張若昀）ら実力派俳優が登場した。日本からは「極楽浄土」で中国で大人気となったGARNiDELiA（ガルニデリア）やボサノバ歌手の小野リサがサプライズ出演した。

bilibiliは動画コンテンツの人気キャラをよみがえらせた2次元、3次元の演出で好評を博した。「奇跡の歌声」で知られるジョウ・シェンは6局の年越し番組の収録に参加したとみられ、「年末最も忙しいスター」として話題を呼んだ。（翻訳・編集/RR）