ドイツはもはや中国の低質廉価製品の氾濫に「白旗」を掲げた―独メディア

Record China    2023年12月29日(金) 18時0分

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26日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、ドイツが廉価な中国製品に白旗を掲げたとするドイツメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

2023年12月26日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、ドイツが廉価な中国製品に白旗を掲げたとするドイツメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、ドイツ紙ディ・ヴェルトが「中国はまさに前代未聞なやり方でドイツ市場に低質な商品を不当廉売している。誰もこれらの商品の安全性を確認しないし、必要時に市場から締め出そうとする者もいない」と報じ、「商品の氾濫や多岐にわたる販売ルートがドイツ当局による効果的な安全に対する警告発出を難しくしている。総じて言えば、消費者権益の提唱者や当局はもはや中国製品の氾濫に白旗を掲げたのである。今年のクリスマスプレゼントはいつにも増して安全ではない製品が多くなっており、ドイツ市場は誰も責任を負わない製品にあふれているのだ」と評したことを紹介した。

また、同紙がSHEINTemuといった中国のショッピングアプリが安い値段で電子製品やファッション製品を販売する一方で「品質やメーカーに関する情報はほとんど存在しない」と指摘したほか、信頼度が高いとされる地元のKauflandやOttoといった小売業者も今や「出所が疑わしいオファー価格」に満ちあふれており、かつて輸入業者に対して実施していた日常的な品質検査も今や実施していないと論じたことを伝えている。

記事によると同紙はさらに、中国製品がコンテナではなく個別で直接輸入されるために税関がリスクの高い製品を発見するチャンスは少なくなっており、ヴァーレンテストなど消費者の権利を主張する団体も逐一検査する気力がなく「ドイツ産の洗剤や洗濯機のテストばかり喜々としてやっている有様だ」とした上で「検査団体がもはや、海外製品に見つかった欠陥を広く伝える必要性に対応できなくなっていることは明らかだ」と評したという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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