2023年12月18日、中国メディアの澎湃新聞は、サッカー中国代表が来年1月にカタールで開かれるアジアカップの準備のためにアラブ首長国連邦（UAE）に向けて出発したことを報じた。

記事によると、サッカー中国代表一行50人近くを乗せた飛行機が北京時間18日午後1時すぎ、アジアカップに向けて約3週間にわたる準備を行うためにUAEに向けて出発した。上海浦東空港では出発前にヤンコビッチ監督がインタビューを受けた。

アジアカップのグループリーグで中国はタジキスタン、レバノン、カタールと対戦する。同監督は「われわれは引き続き謙虚な姿勢を保ってトレーニングに励む。そしてポジティブな姿勢で試合に臨めばそれでいい。初戦のタジキスタン戦に全力で備えることが私の作業フローだ。その後で、第2戦を次の目標とする。われわれは一歩一歩進んでいく」と語った。

同監督が今年3月に就任して以降、中国代表が前回のアジアカップに並ぶベスト8を目指しているとの報道がしばしば伝えられてきたものの、当人はベスト8進出の目標について多くを語ろうとせず、「みんなが好成績を期待しているが、われわれにはチームとしてたくさんの小さな目標を設定している。大風呂敷を広げるよりもまず初戦のタジキスタン戦にターゲットを絞り、ベストを尽くした方がいい」との考えを示したという。

記事によると、UAEでの準備期間中に中国代表は親善試合を4試合計画しており、今月29日にはオマーンと対戦することが決まっている。一方で、来年1月6日に予定していたインドとの試合は開催が難しいとみられ、代替の相手を探すべく現在他の国・地域と連絡を取っているとのことだ。（翻訳・編集/川尻）