東京アニメアワードフェスティバル2024テレビシリーズランキング発表、中国作品もランクイン!

Record China    2023年12月15日(金) 19時0分

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東京アニメアワードフェスティバル2024でアニメ・オブ・ザ・イヤー候補「みんなが選ぶベスト100」が発表された。中国のアニメもランクインし、中国のSNSで話題を集めた。 写真はアニメ「魔道祖師」。

東京アニメアワードフェスティバル2024でアニメ・オブ・ザ・イヤー候補となる「みんなが選ぶベスト100」がこのほど発表された。中国のアニメもランクインし、中国のSNS・微博(ウェイボー)で話題を集めている。

同企画は2023年度(2022年10月1日~2023年9月30日)の全上映・放送・配信作品に投票するもので、23年11月1日~12月2日の投票期間に6万2014票が投じられた。ランキングはTVシリーズ部門から80作品、劇場映画部門から20作品が選出されている。

TVシリーズ部門の上位10作品は以下の通り。

1位「アイドリッシュセブン Third BEAT!」

2位「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」

3位「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」

4位「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season1・Season2」

5位「吸血鬼すぐ死ぬ2」

6位「ぼっち・ざ・ろっく!」

7位「フェ~レンザイ -神さまの日常-」

8位「【推しの子】」

9位「もういっぽん!」

10位「モブサイコ100 III」

中国の作品でランクインしたのは、7位「フェ~レンザイ -神さまの日常-」のほか、24位「魔道祖師 完結編」、35位「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」、57位「クズ悪役の自己救済システム」、59位「万聖街」、70位「アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】」だった。このランキングは微博で586万超のフォロワーを持つアカウントに紹介され、中国の作品が複数ランクインしたことで中国のネットは沸き立った。

7位の「フェ~レンザイ -神さまの日常-」は汪空気氏原作の漫画作品。原題は「非人哉」で、中国の伝説に登場する妖怪や神仏(=非人)などのキャラクターが人間界で過ごす日常をコメディーのように描いた作品だ。同作は2023年7月からテレビ東京系列で放送されている。中国のネットユーザーからは「おお!『フェ~レンザイ』ってこんなにすごかったんだ」「アニメもいいけど漫画も面白いよ!」といった反応が見られた。

24位の「魔道祖師 完結編」は墨香銅臭氏の小説作品を原作としている。古代中国を舞台とし、妖魔などが人々の生活を脅かす中、妖魔を退治できる修士と呼ばれる人々を中心に物語が展開されていくBL要素を含むファンタジー作品だ。同作はシリーズ第3期で、第1期・前塵(ぜんじん)編と第2期・羨雲(せんうん)編の続編。なお、このほど電子書籍ストア・ブックライブのBL小説部門の年間ランキングで1位を獲得し、日本でも非常に人気が高い。中国のネットユーザーからは「『魔道祖師』は『天官賜福』(墨香銅臭氏の別作品)と一緒にハマった作品なんだ。いい作品にはいつでもファンがいるもんだね」「わあ!『魔道祖師』もランクインするなんて!」などの声が寄せられた。

35位の「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」は中国の漫画家・アニメ作家のMTJJ(木頭)氏と、同氏のアニメスタジオ・北京寒木春華動画技術が制作したアニメ作品。妖精が存在する世界で主人公・シャオヘイ(小黒)のさまざまな仲間との出会いや出来事が描かれている。2011年3月にMTJJ氏が大手動画サイト・bilibili(ビリビリ動画)で同作の短編連作ウェブアニメを公開すると人気が上昇。ウェブアニメシリーズの前日譚として劇場版も制作され、日本では2019年9月に日本語字幕版、2020年11月に日本語吹替版が公開された。また、2022年10月には劇場版を全5話に分割したテレビ放送版アニメとして地上波で放送された。中国のネットユーザーからは「『羅小黒戦記』もランクインするなんてすごい!」「びっくりしたよ!『羅小黒戦記』もっと頑張れ!」などのコメントが寄せられた。

57位「クズ悪役の自己救済システム」は墨香銅臭氏原作の小説作品。同氏のデビュー作でもある。主人公のシェン・ユエン(沈垣)は長編小説を読み、その展開に不満を抱いていた。ある日ひょんなことで急死したシェン・ユエンは自身が読んでいた小説の世界に転生。作中の主人公を苦しませる悪役シェン・チンチウ(沈清秋)となってしまい、物語が展開されていく。同作は2023年6月から日本語字幕版がWOWOWで、日本語吹替版が2023年10月にBS11とWOWOWで放送された。中国のネットユーザーからは「正直ランクインすると思っていた」「おめでとうございます!」などの声が上がった。

59位の「万聖街(原題:1031万聖街)」は零子還有鈔氏原作の漫画作品。動画配信サービス・騰訊視頻(テンセント)でショートアニメとしても配信され話題となった。主人公の心優しい悪魔・ニールと親友とのシェアハウスを題材としたコメディー作品だ。日本語吹替版は配信されていた36話分を全6話にまとめた上で2022年11月に放送された。中国のネットユーザーからは「『万聖街』って『フェ~レンザイ』と同じ制作スタジオじゃなかったっけ?すごい!」「『万聖街』やったね!」などの声が寄せられた。

70位の「アークナイツ【黎明前奏/PRELUDE TO DAWN】」は中国のゲーム会社・HYPERGRYPH(上海鷹角網絡科技)によるスマートフォン向けゲームアプリを原作とするアニメ作品。同作は第1期に当たり、2022年10月に放送された。特殊な鉱石が人々に恩恵と疫病をもたらす世界が舞台で、主人公らの奮闘が描かれる。なお、第2期に当たる「アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】」は2023年10月に放送された。中国のネットユーザーからは「『アークナイツ』が入ってる!」「おお!私の好きな『アークナイツ』がここまで人気とは」などのコメントが寄せられた。

そのほか、「(墨香銅臭氏の作品が2作ランクインしたことから)墨香銅臭さんはやっぱりすごいね」「日本と中国のアニメしかランクインしなかったのかな?」「中国のアニメももっと頑張ってほしい」「最近の中国のアニメはよくなってきたよね」とコメントするネットユーザーもおり、盛り上がりを見せた。(翻訳・編集/柳朱音

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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