陸上短距離元中国記録保持者の張培萌氏に行政拘留処分―中国メディア

Record China    2023年12月15日(金) 12時0分

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14日、環球時報は、中国の元陸上短距離選手で男子100メートル走の元中国記録保持者の張培萌氏が行政拘留処分を受けたと報じた。

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2023年12月14日、中国メディアの環球時報は、中国の元陸上短距離選手で男子100メートル走の元中国記録保持者・張培萌(ジャン・ペイモン)氏が行政拘留処分を受けたと報じた。

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記事は、張氏が今月11日に警察当局から行政拘留処分を受けたことが、複数の情報ソースから明らかになったと紹介。拘留の理由について、義理の母親に暴力を振るったためと伝えた。また、所属先である清華大学も14日に、手順を踏まえて張氏への処分を行ったことを明らかにしたとしている。

記事によると、張氏は2020年7月に妻と別居。その際妻が生後10カ月の長女を実家に連れ帰った。張氏は同8月24日に妻の実家に複数人で押しかけて長女を取り返した際、義母と親族1人を殴打した。これにより黒竜江省ハルビン市公安局は同12月28日、張氏に対して行政拘留5日間の処罰を決定した。

張氏はこの決定を不服として再審査の申し立てを行い、拘留の執行は一時保留となった。行政不服審査の結果、張氏に義母を殴打した行為はなく、子供の連れ戻しも行政法規に反する行為に当たらないため、行政拘留は不適切との判断が下された。


しかし同公安局は21年5月、当事者の証言や傷病診断書などの証拠から義母への暴力行為が存在したと断定、行政拘留処分を維持する決定を下した。張氏は裁判所に処分取り消しを求めて行政訴訟を起こすも1審、2審いずれも張氏の請求を棄却。中国は2審制を採用しているため処分が確定し、張氏に対して今月11日より5日間の行政拘留が執行された。

張氏は1987年生まれの36歳。08年北京五輪、12年ロンドン五輪に陸上男子4×100メートルリレーなどで出場し、15年の北京世界陸上では同種目で銀メダルを獲得した。13年8月のモスクワ世界陸上では男子100メートル走予選で10秒00をマークし、当時の中国新記録を樹立した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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