Record China 2014年8月12日(火) 22時58分
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11日、中国の新興スマホメーカー・小米科技(シャオミ)が、ユーザーの個人情報を許可なく収集していたことが明らかになった。情報収集を中断させる方法は用意されていなかった。
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2014年8月11日、仏ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、価格に比して性能やデザインが良いことで中国本土や香港、台湾などで評判の中国の新興スマートフォンメーカー・小米科技(シャオミ)が、ユーザーの個人情報を許可なく収集していたことが明らかになった。
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台湾のIT専門ニュースサイト「iThome」はITコンサルタント会社・Fセキュアに小米科技製スマートフォン「小米S」と「紅米1S」の2機種の調査を依頼。すると、SIMカードを差し込んでネットワークに接続するだけで、利用者に何のメッセージも出さないまま、自動的に電話番号やIMEI(端末識別番号)、IMSI(加入者識別番号)などの個人情報を北京の自社サーバーへ自動的に送信させていた。
さらに調査を進めると、通信したショートメールや通話の内容、やりとりした相手の個人情報までもがサーバーに送信されており、情報を収集する機能を中断させる方法が用意されていないことも明らかになった。
小米科技は10日、個人情報を自動的に収集する機能を搭載させていたことを認め、利用者に謝罪し、この機能を中止させるパッチを公開。ところが、このパッチを当てると端末の他の機能まで利用できなくなるとの報告がネット上に次々に書き込まれ、中には端末がフリーズしてまったく操作できなくなってしまうという報告も出ている。
香港個人資料私隱専員公署は、小米科技が個人情報を無許可で収集していた件についてまだ全面的には把握していないが、ハイテク分野でのプライバシー侵害に関わることから対応には常に注目しているとしている。(翻訳・編集/岡田)
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