Record China 2023年11月9日(木) 0時0分
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中国メディアの大象新聞は8日、90后(1990年代生まれ)の「月光族」が外国人スパイの指導の下で公務員に合格し、機密情報を漏らしていたと報じた。
記事によると、董(ドン)被告は2019年、上海の大学院を卒業(修了)後、某機関の研究所で仕事をしていた。就職したばかりだったこともあり、月収は8000元(約16万円)ほどで、交際相手の女性と暮らす部屋の家賃やその他の出費でほぼ「月光族(※月収をひと月のうちに使い果たしてしまう人)」だった。
そんなある日、道を尋ねられたことをきっかけに、とある外国人と連絡を取るようになった。「成功者」だったというその外国人の指導の下、董被告は公務員編制(党内機関の人員)に合格。この外国人は董被告を介して「党・政府機関内部の重要な資料とデータに接触した」という。
董被告によると、外国人は当初、特定の課題に関するネット上での資料集めを依頼し、数百~1000元(1元=約20円)ほどの報酬を董被告に支払った。その後、要求は徐々に細かくなっていき、報酬も上がった。董被告は「その時は彼の本当の身分を知らず、自分を助けてくれると思って(公務員になった)。後で別の意図があることを知った」と語った。
2022年11月に上海市第一中級人民法院で行われた裁判で、董被告には懲役4年9カ月の判決が言い渡された。
この報道に、中国のネットユーザーからは「なぜわざわざスパイなんかに」「衝撃的だ」「機密を漏洩するなんて、それでも中国人か」「懲役4年9カ月は短すぎるだろ」「スパイは極刑に処すべき」といった声が上がった。
一方で、「何!?外国のスパイの指導の下で公務員編制に合格だと?」「どういう指導を受けたんだ?」「どこの外国機関がそんなにすごいんだ。ぜひ教えてくれ」「私も指導して!公務員になりたい」「指導されて核心部門の重要資料にアクセスできるようになるとはすごい。私もぜひ指導されたい」「海外スパイの指導を受けると公務員になれることを今、みんなが知ってしまったな」とのコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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