サッカー女子・パリ五輪アジア2次予選のグループBは1日、中国のアモイで第3戦が行われた。FIFAランク15位の中国は同20位の韓国と対戦。勝てば最終予選進出の可能性もあったが、62分にセットプレーから失点し、78分にFW王珊珊（ワン・シャンシャン）のゴールで追いついたものの1-1で引き分け、北朝鮮、韓国に次ぐグループ3位となり、最終予選へ駒を進められなかった。

アジア2次予選は、3グループで実施し、各グループ首位の3チームと2位のうち成績最上位のチームが最終予選に進む。韓国は1勝2分けの勝ち点5でグループ2位になったものの、引き分けた段階ですでにグループA2位のフィリピンが2勝1敗の勝ち点6になっていたため、2次予選で敗退が決まった。

香港ニュースポータルの香港01は1日付記事で、「中国と韓国の五輪の夢破れる」との見出しを打ち、試合内容について詳細に報じた。記事は、パリ五輪のサッカー女子について「アジアの出場枠は2しかなく、それをめぐる競争は相当にシビアだ」と指摘。「最終予選には、各グループを首位通過したオーストラリア、北朝鮮、日本と、2位のうち成績最上位のウズベキスタンが滑り込んだ。最終予選の対戦カードはオーストラリア対ウズベキスタン、日本対北朝鮮で、来年2月にホームアンドアウェーで実施される」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）