2014年8月4日、韓国誌・週刊東亜は、フィリピンへの中古軍艦提供を取り止めるよう中国が韓国に圧力をかけていたとの記事を掲載した。5日、環球時報が伝えた。

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今年5月30日の韓国・フィリピン国防相会談において、韓国側は浦項級コルベット1籍と高速艇16隻を年内に無償供与する方針を示した。この件について韓国側から正式な発表はなかったが、フィリピン外務省の公表資料によって6月5日に発覚していた。

発覚後間もなくの6月10日、11日に在韓国中国大使館の高級館員及び武官が韓国外交通商部、韓国国防部を訪問。無償供与を取りやめなければ7月の習近平（シー・ジンピン）国家主席の訪韓に大きな影響が出ると警告していた。結局、習主席の訪問は実現したが、韓国と中国の話し合いがどのように決着したのかについては明らかにされていない。

南シナ海問題で中国との対立が続くフィリピンは、沿岸警備隊や海軍の不足が深刻。日本もODAで巡視船10隻を提供する方針だ。（翻訳・編集/KT）