「宇宙兄弟#0」特別試写イベント、若田光一さんが子どもたちと対話「目標持ち続けて」

Record China    2014年8月5日(火) 21時0分

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5日、劇場用アニメーション映画「宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)」の特別試写イベントがこのほど東京都内で開かれ、宇宙飛行士の若田光一さん、下村博文文科相、原作者の小山宙哉氏が参加した。作品写真:(c)宇宙兄弟 CES2014

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2014年8月5日、劇場用アニメーション映画「宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)」の特別試写イベントがこのほど東京都内で開かれ、宇宙飛行士の若田光一さん、下村博文文科相、原作者の小山宙哉氏が参加した。宇宙への夢を抱く子どもたちに、若田さんは「難しいと思っても目標を持ち続け、勉強や経験を積んでほしい」と語った。

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宇宙飛行士を目指す兄弟を描いた人気漫画「宇宙兄弟」。08年の連載開始後、単行本は累計1400万部を突破し、テレビアニメ・実写映画化(いずれも12年)もされた。今回の劇場版アニメでは、主人公の南波兄弟より先に月行きを夢見た「もう一組の宇宙兄弟」を描く。

作品を観た若田さんは、自らの新人時代に重ね合わせ「目標をしっかり持ち、失敗を教訓として生かせるよう頑張ることが大事だな、と。私も若いころはそうだったのかなと思いました」と振り返った。

取材で宇宙飛行士に会ってきた小山氏は「野口聡一さんをはじめ、皆さん目がきらきらしていて、輝きが違う。宇宙への憧れ、少年のままの心をずっと持っているのではないでしょうか」と印象を語った。

日本の宇宙開発利用について、下村文科相は「ロボット技術や宇宙医学など、日本の長所を開発に反映させていきたい。30年には火星の有人飛行を実現させたい。夢はどんどん広がり、宇宙がより身近になると思う」と期待を示した。

さらに、会場を訪れた子どもたちから質問が寄せられた。「なぜ宇宙飛行士になろうと思ったのですか。何歳の時ですか」と聞かれた若田さん。「5歳の時にアポロ11号が宇宙へ行き、初めて人類が月に降り立ちました。その後、飛行機の技術者になり、宇宙飛行士を目指しました。難しいと思っても目標を持って勉強したこと、経験したことは、次の自分の目標につながります。頑張ってもらいたいです」と語りかけた。(文/遠海安)

「宇宙兄弟#0」(2014年、日本)

監督:渡辺歩

声の出演:平田広明、KENN、有本欽隆、大塚明夫

2014年8月9日、全国公開。

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