中国のウイルス学者「新型コロナと同様のウイルスが再び爆発する可能性」―独メディア

Record China    2023年9月27日(水) 16時0分

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26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国湖北省武漢市のウイルス研究所の専門家が、新たなコロナウイルスの感染爆発が起こる可能性を指摘したと報じた。

2023年9月26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国湖北省武漢市のウイルス研究所の専門家が、新たなコロナウイルスの感染爆発が起こる可能性を指摘したと報じた。

記事は、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの24日付報道を引用し、武漢ウイルス研究所のコウモリウイルス研究者である石正麗(シー・ジョンリー)氏の研究チームが40種類のコロナウイルスについて人類への感染リスクを評価したところ、半数が高リスクと判定されたと紹介。研究成果が今年7月に英語学術誌「新興微生物・感染」に掲載され、その後中国のSNS上で注目されたと伝えた。

その上で、石氏は特にコウモリから人類へのウイルス感染について研究しており、03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)感染収束後には広西チワン族自治区などからコウモリのサンプルを採集してウイルスの抗体や遺伝子の検査を実施したと紹介。19年末に武漢市の市場から感染が始まった新型コロナをめぐっては、コウモリなどの媒介を通じて人類にウイルスが感染した可能性とともに、研究室からウイルスが漏れ出したとの疑惑も浮上、21年に石氏が研究室からのウイルス漏出を否定したとしている。

記事はまた、現時点でまだ特定できていない新型コロナの具体的な感染源について、世界保健機関(WHO)のテドロス事務総長が新たな専門家チームを中国に派遣する準備をすでに整えており、現在中国に対して調査の実施を許可するよう求めていることを英フィナンシャル・タイムズに明かしたことを併せて紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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